「フェルメールと17世紀オランダ絵画展」 | 素敵な夢を叶えましょう!

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天王寺公園内の大阪市立美術館に行ってきました。

もちろん目的は、「窓辺で手紙を読む女」の修復前と修復後の比較です。

展示物の最終コーナーにあるので、それまでは
ドレスデン国立古典絵画館所蔵のオランダ絵画を
楽しませていただきました。今回は、音声ガイドを利用したので、推薦絵画を見逃すことなく見ることが出来ました。

肖像画では、レンブラントの「若きサスキアの肖像」、
風景画では、ヤーコブ・ファン・ライスダールの「城山の前の滝」、
そして、パウルス・ポッテルの「家畜の群れ」、
静物画では、ヤン・デ・ヘームの「花瓶と果物」
に魅かれました。

「窓辺で手紙を読む女」

ヨハネス・フェルメール 1657〜59年頃(修復前)

「窓辺で手紙を読む女」

ヨハネス・フェルメール 1657〜59年頃(修復後)


開かれた窓際で手紙を読むオランダ人女性が描かれたこの作品は、長期にわたって、描いた画家が特定されていなかったのです。最初にレンブラント、次にピーテル・デ・ホーホの作品ではないかとされていましたが、1880年になって、フェルメールの作品であると特定されました。第二次世界大戦後、一時的ではあるがソ連が接収していたこともあったそうです。

しかし、X線を使用した調査が始まって、この絵画の秘密が明らかにされたのです。修復という技術は

素晴らしい仕事ですね。


光の表現技法、そして絵画が意味するもの、

いろんな想像がされ、数少ないフェルメールの絵画は愛されているのです。