夜の銀座。


インストラクターになって最初のスポーツクラブのレッスンが銀座の方だった。


それまで銀座なんて母親の買い物についていったというくらいでほとんど行ったことのない街だった。


銀座エリアに住んでいる人たちを対象にレッスンをすることにものすごい緊張していたことを覚えている。



久々に夜の銀座に降りた。

あの頃歩いた道を同じように歩いてみる。


初めて担当した銀座エリアのレッスンは夜のクラス。


インストラクターは基本女性が多い。

そのため家庭のある人は夜は子どもや旦那が家にいるからという理由で夜のレッスンをやりたがらないのが普通(笑)。

ということで成り立ての新米インストラクターにくる話はほとんど夜や土、日のレッスンが多い。


あの頃よくやっていたな。

銀座と無縁で生きていた女の子が突然毎週銀座に行くようになるなんて夢にも思わなかった。


しかも夜の銀座なんて親が知ったら危ないと言って怒っただろうなえー


あの時から始まったインストラクター人生も

今年で12年目。


煌びやかな夜の銀座に自分が存在することが不思議だったけど、それと同時に今まで見たことのない世界を覗いているようで高鳴る気持ちもあった。



大好きな仕事と言える仕事に出逢えたこと。

これから先、50歳になっても60歳になっても

インストラクターという仕事はしていたい。


そしてこの仕事を続けていきたいから挑戦も続ける。

そんな自分が凄いなって久々に訪れた夜の銀座の景色を観ながら改めて心に誓ったのでした。