ワンストップサービスの利点と弱点 | 中小企業の経営参謀「税理士星川」の戦略、税制、法務、海外展開のお役立ちブログ

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中小企業の経営参謀税理士星川が、経営に役立つ(…と思われる)情報や、日々の活動を綴るブログです。

弱い紐帯(ちゅうたい)の強さ
最近改めて考える機会が多い『弱い紐帯の理論』について。

強く、密な関係性からは、共通の情報が多いがために、実は新たな紹介やビジネスが生まれにくい。
一方で、たまにしか連絡を取り合わないような弱い結び付きからの方が『実』になる紹介やビジネスが生まれやすい。
これは弱い紐帯の強さといわれます。(strength of  weak  tie)


このイメージでいうところの、A氏は、B氏の先のネットワークから、有益な情報を得られるということです。

"誰かいい人紹介してよぉ"
職場内でのこの依頼から、いい結果を得た人はどれくらいいるでしょうか?
それよりも、たまにしか合わない友達の紹介や、クライアントの開いてくれた飲み会の席などでの出会いのほうが充実したり。
こんな経験があるのではないでしょうか?

ワンストップサービスの利点と弱点
HOPは、中小企業のかかりつけ医を標榜し、中小企業経営のワンストップサービスを提供します。
税理士チー厶を母体に、社労士、司法書士、行政書士が集う総合法律事務所です。また、経営者の経営リスクや個人の保障を考えた保険のコンサルティングを行います。

このHOPのグループの結び付きは、強い結び付き。
日常の業務で、一つの経済取引が、税理士、司法書士、社労士それぞれの知見が必要なことは多々あり、このソリューションの提供という場面において、我々の強い結び付きは、凄く有益です。
気兼ねなく話せるので、議論が深く、早い。
まさに、オペレーションのレベルにおいて、強い結び付きは『強い』です。

では、新規の案件や新たな情報の獲得は?という視点になると、実は『弱い結び付き』が重要になってくる。
強い結び付きの強さと、弱い結び付きの強さを兼ね備える必要があるのです。

持続的な成長のための思考 
HOPのビジネスの仕組みを考えると、
この2つの結び付きを維持していくことが大切です。
バランスを取らなくてはならない。
内ですべてを取り組んで行くと、どんどんネットワークがうちに向いてくる。結果として、ビジネスの広がりが限られてしまうでしょう。

つまり、強固な自社のワンストップサービスと外部の専門家との繋がり。
このビジョンを構築していく必要があると考えます。
自分達ですべて完結するのではなく、プロジェクトベースで外部の専門家と協働する、持続的な成長のためにはこの動きが必要です。

今年も残すところ2ヶ月。
今年はのグループの目標は、
スタッフ一人ひとりが、
「クライアントを守る最終ラインになる!」
これを、昨年流行した日立の川村さんの言葉をお借りし、『ラストマン』になると表現しました。

改めて、この目標を振り返り、
ワンストップの強い結び付きを引き締めたいです。
そして、弱い結び付きを広げる努力をして
来年の成長へとつなげて行きたいです。

-会社経営のワンストップサービス‐
HOPグループ
日本橋人形町の総合法律事務所。
税理士、司法書士、社労士、行政書士が集う専門家集団。

中小企業のかかりつけ医として、起業支援から事業承継、そして相続対策など幅広くサービスを提供します。
さらに、タイを中心に「東南アジア進出支援」も行います。お気軽にお問合せ下さい。
税理士法人HOP
税理士、行政書士 星川 望

n-hoshikawa@zeirishihoujin-hop.com