迎えました。
2006年9月、大学院にいる時分に
声をかけられ、気軽に事務所に出入りする
ようになり、
4か月後に、正社員としてキャリアをスタートすることになりました。
今、採用活動をする身にとって、こんなに「簡単に」人材が採用できるなんて…
我ながら、奇跡というほかないと思ってしまいます。
HOP就職のきっかけ
ある夏の日、代表の小川から連絡があり、「うちでバイトしない？」と言われ、二つ返事で当時の茅場町の事務所に行ったのでした。あれから10年。
代表の小川との出会いは、大学院の授業でした。
東京税理士会の企画する税理士向けの講座が、私の在籍していた大学で開講されました。
毎週土曜、通年の授業は、税理士約40名に、単位取得目的の学生の私が一人というもの。税務訴訟を中心とした手続法の講座で、授業の締めくくりには受講者が原告・被告に別れ、現役の裁判官をお呼びし、模擬法廷で模擬裁判を行うという面白いものでした。
当時の私は、日々図書館にこもり税法学の修得に励んでおり、頭でっかち・自信過剰な若者でした。
"将来仕事に就く時に、話を聞きたいなぁと思う税理士さんは誰かなぁ"と、吟味するような目で約40名を税理士さんを観察していたのを覚えています。
(先生が方にはよく可愛いがって頂いたのに、本当に生意気でした。)
頻繁に海外に行って、国際的なM&A、移転価格、大きな税務訴訟に携わって…など規模の大きな事を考えていた20代前半。
授業を通じて、3名の税理士さんがとても魅力的だ、この人と一緒に働いてみたいと思いました。そのうちのが小川でした。
ちょうどこの授業の年に、父が他界し、星川税理士事務所は廃業。すべてのお客様を知り合いの税理士さんにお願いするという残念で悔しい経験をしました。まだ資格がなかった自分にどうすることもできず。
しかし、むしろ、自分の人生だから、父の後継になることもないなとゼロからやろうとスッキリしたのも事実です。
大学院も2年目、自分もそろそろ就職活動をしなくてはと思い、先の3名の先生方に連絡し、税理士業界のトレンドや働き方事務所選びのポイントなどをお聞きしました。
ここで、自分の記憶が曖昧になるのですが、その御三方の事務所のどちらに行きたいと思ったか、その記憶が定かではありません。都合の悪いことは頭の中の消しゴムが消したのかも。
その面談を終えた数日後に、冒頭の小川から連絡をもらう事になります。
「採用を予定していた人が、体調不良で内定を辞退してさ。星川くん暇でしょ。うちでバイトしない？」とこういう話でした。
内定辞退者の埋め合わせとして、声を掛けたバイト君が、その後10年働き続けることになります。
しかも、修士論文執筆中の院生を「暇でしょ」と全くデリカシーがない。
こんな採用、今では考えられません。
とはいえ、客観的にみれば、忙しいなか大学院授業に参加し、偶然とはいえ、学生と出会う「リアルな採用活動」を小川が行ったことは事実です。
11年目の課題
ありがたいことにHOPは、お客様からのご紹介を中心にクライアント数が拡大しております。
概して景気が良くなると、資格を取って…というビジネスは人気薄になりますし、昨今は会計業務がIT技術を背景にしたAIの発展で付加価値がなくなるという時代です。人の採用が難しいのは事実です。
単なる会計業務ではない、
経営者に寄り添った仕事、
「ちょっとこんな相談が…」
「できればあんな資料が…」
「会社全体に喝を入れたいんだけど、いい方法ないかな…」などなど、
経営を共に考えながら、痒いところに手を差し出し、成長を支援して行くサービスが求められます。
会計、法務をベースにした経営支援サービスは、まだまだAIに代わられる業務ではないです。
むしろ会計業務はどんどん人の手を離れた方が望ましいです。
HOPとしては、この部分で尽力頂ける方の採用は続けて行かねばならないです。
体力と頭をフル回転させクライアントに尽くす「責務」とバランスを取るように得られる、やり甲斐と、自由な勤務体制。
独立開業のリスクを負わずとも、事務所のインフラと総務部門を使いながら、あたかも「自分の事務所」のように動ける新しい会計法務のコンサルティング事務所。
魅力ある職場づくりが私の11年目の課題です。
-会社経営のﾜﾝｽﾄｯﾌﾟｻｰﾋﾞｽ‐
中小企業のかかりつけ医として、起業支援から事業承継、そして相続対策など幅広くｻｰﾋﾞｽを提供します。
さらに、タイを中心に「東南アジア進出支援」も行います。お気軽にお問合せ下さい。
税理士法人HOP
税理士、行政書士 星川 望
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税理士、行政書士 星川 望
n-hoshikawa@zeirishihoujin-hop.com
ことです。