昭和50年代後半頃までJR蒲田の西口側に 「レンガ」 と言ふ 美味しいとんかつ屋さんがありました。
中々の繁盛店でしたが突然閉店!
「え゛!なんであのお店が?」 と非常に不可解かつ残念に思ったものです。
自分で好んで行くとんかつ屋さんは当時そこしかありませんのでした。
随分と時間が経ってから。
ある時、突然思い出した。
そう言えば、確か店で貰ったマッチ箱の裏面に
「姉妹店 丸五(マルゴ) 秋葉原」 と書かれていたぞ! あれって?
早速調べてみればそちらは健在!
そして、時は経って本日三度目の正直な来店!?
「あの~、以前蒲田にこちら様の姉妹店となっていた レンガ と言うお店がありましたよね・・?」
おばちゃんに聞いたら、わざわざ男性の店員さんを呼んで来て頂いた。
「レンガをご存じで?」
「はい、家があちらだもんで以前はよく行きました」
「あ~、それはそれは・・・ 実はですね・・・・」
あちらとこちらの関係や何故あちらを閉店するに至ったかの説明までして頂いちゃって。
「実はあちらのテーブルも蒲田で使用していた物を持って来たんです」
やっぱりそ~か、よく覚えてます!!
お店の真ん中にデン!と大きな根っ子を輪切りにしたような重厚かつ立派なテーブルが鎮座ましまして
おりました。
あれは、どしちゃったんだろう? と余計な心配をしていたら、ちゃんと目の前にあったですね!
「私、あちらで出されていた、シソご飯が大好きだったです!」
「あ~! あれは作るの結構大変だったんですよ!!」
カキフライと特大車海老の海老フライも最高でした・・・あ~、ヨダレ。
テーブルの上のオレンジ色のは自家製ドレッシング。
その隣の壺には自家製ソース。
箸休めのらっきょうに梅干し。
メニューが少し変わっているだけで、味も蒲田の時の記憶のまま。
この変わった絵柄の湯飲みもあの頃と同じ、 岐阜は多治見の「小田井窯」 ですと。
食べ終わる頃に再び店員さんがやって来て、「蒲田の店の看板を1階のカウンターの天板の下に張り付けてあるんです、帰りに是非見て行って下さい!」
「レンガ」の看板、大事に保管されていました。
しかもカウンターの下(裏?)ですと!
他のお客さんが食事中でしたので、大げさには出来ませんでしたが、でもしっかり見せて頂きましたヨ!
また、来ます。
*ちょと写真がショボかったですね。