僕はmixiというサービスの利用者の一人です。



ご存じの方が多いかとは思いますが、mixiとは会員制のブログサービスのようなものです。また、自分のホームページのようなものを持つことができ、そこで写真や動画を公開したり、同じ趣味を持つ人たちとグループを作って情報の共有をすることができるサービスです。



僕は友達との連絡手段としてmixiを利用することがしばしばあります。

日記に、

「○月○日に△△で麻雀しませんか?」

と書けば、友達の中で麻雀したいと思った人からレスポンスがあるわけです。

この利用法だと周囲に利用者が多ければ多いほど便利になるので、より多くの友達が参加してくれるとありがたいのですが、中には

「なんで日記を他人に公開するのかわからない。」

という人がいます。







たしかになぁ。そういえば僕はなんでブログ書いてるんだろ?







そこで、ブログを書く理由を考えてみようと思ったのです。

ここで考えるのは「僕が」ブログを書く理由です。

有名人がブログを書く理由は、ファンへのサービスであったり、告知の場であったりと、そのメリットは明白な場合が多いので触れません。

つまり言い換えれば、まったく有名じゃない僕みたいな人がブログを書くことには何のメリットがあるのだろう?ということです。


1.自分のため
よく他人にものを教えると自分の理解が深まることってありますよね?
それは、わかったつもりになっていることでも、実際に言葉に出してみるとわからないところが明確になるからだと思うんです。
つまり、自分が考えたことをブログの上に文章として落とすことによって、自らの考えに対する理解を深める、という作用があると思うのです。


2.ゴールラインをスタートラインに
僕がこのブログに書く内容は、自分なりに時間をかけて考えたことです。
そしてその経過に関しては重要と思うところ以外は端折ってしまいます。
一つの記事を読むのにせいぜい5分。
しかしその記事を書くための思考に割いた時間は数時間、いや数日、数週間、数年かもしれません。
もちろん長い時間考えたこと、その時間そのものによる利得もあると思いますが、
最も重要な利得は最後に自分なりに得た結論です。
そのやもすると数年かけて得たかもしれない結論をブログの読者は5分で得ることができます。
僕の尊敬する人の一人に、勝間和代さんがいるのですが、彼女のかつての上司の言葉(だったと思うのですが)で、

「愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ。」

というものがありました。
人間は歴史から学ぶことによって先人のゴールラインからスタートすることができるのです。
だから自転車を発明した人よりも自動車を発明した人のほうが偉いとは言えないと思うのです。
きっと自転車の発明があったおかげで自動車の発明もあったわけですから。
つまり、自分が時間をかけて考えた事柄を手短に他人に伝えてうまく活かしてもらうためのツールとしてブログは便利だ、というのが私の考えです。


3.表現の練習

文章を書くというのは実はかなり難しい重労働で、自分が思っていることを10とすれば、5伝えるのがいかに難しいか、というのを最近感じています。(いや、もしかすると1伝えることも難しいかもしれません。)

これは何も文章を書くことに限った話ではありません。自分の考えを言葉にするのならば、人に話すときも同様のスキルが必要なはずです。

せっかく素晴らしいことを考えている人でも、それを表に出せなければ考えていないことと同じになってしまいます。ものすごく高性能なPCで、難しい計算も一瞬でやってしまうとしても、プリンターにもモニターにも接続できなければなにもありがたくないのです。

だから、情報のアウトプットの練習の場として、ブログはとても優秀だと思うのです。




これらのメリットに加え、自分の過去の考えを後で読み返すことができる、という通常の日記と同じメリットもあります。


そのためにも、できるだけまめに自分の考えをアウトプットできればなぁと思います。
「雪と読書と就活と」というタイトルでやってましたが、

就活も数か月前に終わったし、書評だけに絞るのもなぁと思い、

ブログタイトルを変更してみました。


10年後自分でこのブログを読み返して、きっとそのころには今と違う考え方を持っていると思うのですが、

どのような経緯で今現在の考え方から10年後の考え方に至ったのか、

その軌跡をたどることのできるブログになれば、と思っています。


きっとその軌跡にはこのブログで皆さんからいただけるコメントの影響も含まれることと思います。

色んな考え方に触れたいと考えていますので、真っ向から僕の考えを否定するようなコメント、大歓迎です!


それでは、心機一転がんばっていきたいと思いますので、よろしくお願いします。
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ほんと久しぶりの記事ですね.就職活動が終了したので復活です.

最近家に帰ってなかったので,全然記事を書けませんでした.

でも本は読んでましたので,遅ればせながら書きたいと思います.


この本は有名な本らしいです.

内容は,良い企業というのはたくさんあるが,

そのなかで偉大な企業というのはそれほど多いわけではない.

では,偉大な企業は何故に偉大な企業となり得たのか.

その理由に共通の法則のようなものは無いのか.

結論を言えば,ある.

著者のグループが長年にわたって調査し,分析した結果を,

この本は示している.

ちなみに偉大な企業の定義,選択法は著者のグループが考えたもので,

それについての説明も本の中で行われている.

というものです.


では,その法則とは.


・個人としては謙虚だが,企業人としては野心に溢れている.
・最初に人を選び,次にやることを決める
・最後に勝つという確信を持っている
・人ではなくシステムを管理する
・技術が発展の原因ではない
・劇的に変化する瞬間はない



偉大な企業へと躍進した企業のCEOは,

みな意外なほど質素な生活を送っていたり,

とても謙虚であることが多いそうです.

でも,企業人としては尋常でない決断をしていることがほとんどです.

自社の売上のほとんどを占めていた主要事業を売り払ってしまったり,

商売の仕方を抜本的に変えてしまったり,

個人としての性格と企業人としての性格が違うのではないかと思うような人が多いそうです.

逆に,偉大とは言えないまでも,「良い」企業のCEOは強烈なカリスマ性で会社や社員を引っ張っていくタイプが多いとか.

だからそのCEOがいる間は目覚ましい発展を遂げ,

そのCEOがやめた途端路頭に迷う,ということも少なくないそうです.

謙虚に,しかし動くべき時は動き,決断すべき時は非情な決断もできる.

そんな人になりたいものです.


最初に人を選び,次にやることを決める.

これは意外でした.

僕はまずやることを決め,適材を適所に配置するものだと思っていました.

しかし,飛躍した企業は,

さきにともに飛躍するにふさわしい人を集めたのち,

やることを決めていたそうです.

たとえばその最たる例として,ヒューレット・パッカードが挙げられていました.

ヒューレットさんとパッカードさんは大学院時代の親友で,

二人で会社を興そうとした時は何を作るか全く決めていなかったそうです.

しばらく電子製品をいくつか作っていって,

最終的に今の形になったそうです.

そこまで先のビジョンが見えていない状態で

一緒に会社をやっていこうと思えるほどの人というのが,

それこそ共に飛躍するにふさわしい人ということなのでしょうね.


最後に勝つという確信を持っている.

誰のことだかは忘れましたが,この本の中に以下のような話がありました.

「私たちの会社はいずれ世界一になるだろう.」

「それはいつのこと?」

「それはわからない.でもこのままの行動を続けて世界一にならない理由が見当たらない.」

すごい言葉だと思いました.

成功した人は,自分が必ず成功するという確信を持っている,というのです.

しかし,それは自分の力や周囲の環境が自分を助けてくれるという過信や楽観によるものではないのです.

彼らは例外なく厳しい現実から目を背けることなく,

適切に対処し,非常な苦労をし,

その上で成功を確信しているというのです.


人ではなくシステムを管理する.

非常に共感した内容でした.

偉大な企業は,人を管理するのではなく,システムを管理し,そのシステムによって人を管理していた,と言うのです.

確かに人を一人一人管理していたのではいくら時間があっても足りません.結果として全てを管理することはおぼつかなくなるのでしょう.

ところがシステムによって人を管理させると,全ての人はセルフチェックによって自らを管理することができるのです.

そのためには普遍的で,みなが納得できるシステムを作らなくてはなりませんが,それさえ出来てしまえば成功は目の前,ということなのでしょう.


技術が発展の原因ではない

技術は発展の促進剤であって,技術そのものが発展のきっかけとはならない.

この言葉は僕をとても納得させるとともに,非常に大きなパラダイム変換を起こしました.

何故なら,理系の学部にいる僕は,技術というのは企業の価値を決める重要なファクターだと思っていたからです.

しかし,それなら高い技術力を持っているにもかかわらず大手の下請けに甘んじ,大企業となりえない零細企業がたくさんあるのか.

それは発展するために重要な要素がほかにあるからだ.

と思ったのです.

ではその重要なものとは何なのか.

それは先に述べた技術のトップの人格や,システム,など,その他の要素が複雑に絡み合った,会社としての方針なのでしょうか?


劇的に変化する瞬間はない.

会社の転換期,というと,ある事業を始めた年からだとか,ある企業を買収した年からだとか,新技術を開発したときからだとか,というイメージがありますが,この本に取り上げられていた企業の転換期は様々な活動の積み重ねによるというのです.

つまり,上記に挙げたような活動を通して,劇的な瞬間こそないが,確実に偉大な発展を遂げている,というのです.

自らの成長や組織の成功を目指す時に,何か大きな山を一発当てて,と目論むのは実は成功への近道ではないのかもしれないと思いました.





この本は,個人的に非常に感銘を受けた本でしたが,実は読んだのが結構前なのでうろ覚えな部分もありました.もう一回読もうと思いました.私の座右の書の一冊です.興味がありましたら,是非読んでみてください.