最近,よく本を読みます.まぁこのblogやってるわけだから言わずもがなですよね.

そうすると誰しも必ず考えると思うのは,もっと読むスピードを速くして効率よく沢山の本を読みたい,ということです.誰しもかどうかは正直わかりませんが,読むのが人一倍遅い僕としては速読は夢のスキルです.

そんなわけで,『絶妙な「速読」の技術―この本を読むだけで速読脳開発のトレーニングができる「例の方法」 (アスカビジネス)』という本を読んでみました.

全て読み終わった時の感想は,「結局この人が開講してるセミナーを受講しないと速読は覚えられないんだな」ということでした.まぁ要するに速読の習得は諦めてしまったのです.


それから数週間して,『フォーカス・リーディング 「1冊10分」のスピードで、10倍の効果を出す いいとこどり読書術』という本を書店で見かけました.他にも速読の本は数多あるのに,この本に興味を持ったのは,その帯に書かれた文言でした.

「順番待ちのあの人気講座がついに本に!」

先の速読本で講座の受講が必須だと感じた僕にとっては珠玉の文言でした.即手にとって読みました.すると,確かにトレーニング法が順を追って書いてありました.心の在りようから技術的な鍛錬法まで.それはまるで武術やスポーツのように.そこに書かれていた技術は以下のようなものでした.

・心を落ち着かせる.
・姿勢を正しく.正座や立って読むのが理想.本は目の高さに.
・呼吸は丹田呼吸.
・見ることを意識しすぎない.自然体で.
・目線はスムーズに動かす.視点を留めない.

ね?武術っぽいですよね?ちょっと解説しますね.

心を落ち着かせる,姿勢を正しくってのは精神論です.他のことが気になってる時に本を読んでも実にならないよ,ってことです.平静な精神状態で読書に臨めないよってことです.でもこれは胡散臭いようで効果がある気がします.最近はできるだけ正しい姿勢で読書に臨むようにしてますが,確かに読むスピードも上がったし,読んでる途中に「あ,文字ばっかり追ってて意味を全く理解してなかった」と思って数ページ戻ることも無くなりました(以前はしょっちゅうありました).

次に呼吸です.丹田呼吸とはなんぞやってことですけど,これはまんま武道の呼吸らしいです.人体のヘソの少ししたの部分を「丹田」と言うらしいのですが,この部分に空気をためる意識で鼻からゆっくり吸い,その2倍くらいの速さでもっとゆっくり吐く呼吸を「丹田呼吸」と呼ぶらしいのです.これによってより落ち着いた心を手に入れられるとか.まだ僕はたどり着いていない境地ですがね...

見ることを意識しすぎない.これは目に力を入れすぎないということです.見るという作業は目で行ってるようで実は脳がほとんどの役割を担っています.だから目を細めたり,眉を寄せたりするのは,「読んでるぞ」っていうのを自分に訴えかけるためにやってるだけで,「見る」という動作においては全くの無意味だ.ということだそうです.まぁ確かに目を細めたらよく理解できるなんてことはなさそうですよね.

目線の移動はスムーズに.この本で紹介している速読法は,本当に単に早く読む技術であって,ページ全体を写真のように画像として認識して一瞬で理解する,みたいな特殊技能じゃありません.全ての文字を一文字一文字目で追っていく技術です.でもそのとき心の中で音声化しません.目で文字を追って,文字を文字のまま理解する技術です.だから目をどれだけ素早くスムーズに動かすかが鍵になるのです.もちろん特定の文字で一時停止する暇などあろうはずもありません.
って本に書いてありました.ちなみに僕の目線の動きはまだスムーズとはほど遠いです.



これらの技術,実は先の速読本にも書いてありました.でも著者は別ですよね.つまり,上記の事柄はきっと速読をする上で基本的な技術なんです.だからまずはみなさん本を読むときは以上の5点に気をつけてみてはいかがですか?