山梨へのドライブ | ホーストダンスのブログ

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3連休中日の昨日は家族全員で山梨へドライブに行ってきました。

私は平成11年度から15年度まで山梨県に勤務していた経験があり、今回のドライブは第二の故郷への帰省という感じです。
山梨の5年間は私にとって20代最後から30代半ばの時期にあたり、初めて経験する管理職としての職務、プライベートでは、結婚、そして長男の誕生と大きな人生の節目となった時期に重なり、4度にわたる地方勤務の中でも、期間的に最も長かったこともあり、一番印象に残っています。

今回、最初の目的地は、かつて同じ職場に勤務していた大先輩の方が経営している農園で、ぶどう狩りをさせていただきました。
前回の訪問は10年以上前で、長男は幼稚園、次男はまだ生まれていない頃です。長男も当時の記憶はないそうで、子どもたちにとっては実質的には初めてのぶどう狩り体験ということになりました。
先輩の方のご指導をいただきながら、慣れない手つきでハサミを使いながらぶどうを収穫しました。

山梨といえば巨峰が有名ですが、最近は皮を剥かずに食べられる甘い品種が人気らしく、シャインマスカットも多く栽培しているそうです。
シャインマスカットといえば、先日のテレビの特集で、日本から種苗を持ち帰った中国人が現地で大量に栽培し、日本からの輸入品よりかなり安い価格で中国の富裕層向けに販売して大きな利益を上げているとのことです。
まじめに頑張っている日本のぶどう農家の皆さんにはこんな中国人たちには負けて欲しくないですね。

先輩のご厚意で、大量のぶどうをお土産にいただきました。

これは巨峰ですが、この他にも色々な品種を含め、この写真の5倍くらいのぶどうをいただきました。

しばし先輩と昔話と最近の山梨県の状況などで雑談した後、富士吉田方面へ向かい、昼食は富士吉田名物の「吉田のうどん」です。
山梨の名物といえば、全国的には「ほうとう」ですが、山梨県人にとっては、吉田のうどんの方が日常的に食べる機会は多く、特に富士吉田の人たちは香川県の人たちが毎日讃岐うどんを食べるのと同じように、ほとんど毎日うどんを食べています。たいていは馴染みの店を4〜5軒は持っていて、毎週1回ずつそれぞれの店で食べるイメージです。

ただ、吉田のうどんの店は日曜休業のところも多く、今回、私たち家族が行ったのは、日曜も営業している「サファイ屋」。独特のネーミングの店で、高級旅館「鐘山苑」のすぐ向かいにあります。
私の注文したのは定番の肉天うどん。

独特の硬い食感のうどんに肉、天ぷら、キャベツがよく合います。
吉田のうどんは塩分が多くて非常に歯ごたえがあり、そこがおいしさの秘訣なのですが、毎日これを食べている富士吉田の人には高血圧症が多いとの噂も聞きましたが、本当のところはどうなんでしょうか。

お腹もふくれて、次の目的地は河口湖フィールドセンターの敷地内にある「胎内樹型」です。
私も山梨にいる時に行ったことのない場所なのですが、世界遺産登録後は訪れる人も増えているようです。
何と神社の賽銭箱の奥が入口になっています。

樹型の中には「母乃胎内」と「父の胎内」があり、特に「母の胎内」は非常に狭く、一方通行となります。胎内の入口となる最後の部分は匍匐前進の要領でやっと通れるくらいの狭さです。
狭いところが苦手な人は、母の胎内はパスして、父の胎内だけ見ても十分雰囲気は感じることができると思います。

次の目的地は鳴沢の風穴です。
同じような観光地として氷穴もありますが、時間的にどちらか1箇所に絞らなければならず、どちらに行こうか迷いましたが、横への広がりがあり、比較的楽に見学ができる風穴に行くことにしました。


内部は夏でも大変涼しく、かつては天然の冷蔵庫として使われていたそうです。
これも胎内樹型と合わせ世界に誇れる富士山の作り出した自然の造形美ですね。

そして次は忍野八海です。
富士山の伏流水から発する湧水地として人気の観光地ですが、10数年ぶりに訪れてびっくりしたのは、中国人観光客の多いこと。
観光客の絶対数もかなり増えていますが、その9割方は中国人観光客ではないでしょうか。
最近開設したと思われる土産物屋もすごい賑わいです。
中国人に人気のシャインマスカットも一房2500円から3000円で売られており、ボッタクリとの印象もあります。

もう少し静寂な雰囲気を期待していたのですが、この喧騒ぶりにはやや幻滅させられました。
富士山周辺の良い観光地の一つが失われてしまったように感じました。

少し複雑な感情を胸に、最後の目的地は御殿場アウトレットです。
先日の静岡ドライブの帰りに寄ったところ、次男がアウトレットモール内のポケモンセンターを非常に気に入り、今回も楽しみにしていました。
忍野八海を出てから東富士五湖道路がかなり渋滞し、次男はアウトレットの閉店時間を気にしていましたが、無事に7時前には到着し、お目当てのポケモンセンターでお気に入りのグッズをゲットできたようです。

我が家では、塾のテストの成績に応じてお小遣いをあげるというシステムにしているのですが、最近成績が頭打ち気味の次男はお小遣いが不足しているようです。
ぜひ次回のテストでは奮起してポケモンセンターでの買い物を存分に楽しめるくらいのお小遣いをゲットしてほしいものです。