コーチ連携とベンチワーク 合宿での取り組みその3 | フープドリームズ【子どもの心技体を育てる地域コミュニティを民の力で運営しています】

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理念
1.未来を築く子どもたちの心技体の成長をサポートする
2.家族や地域社会の和を大切にし、永く楽しめる地域コミュニティを育成する

今回は合宿で成果を出した取り組みその3です。
この話は合宿に限った話ではないので、
いろんな立場の方に読んでいただける内容だと思います。

前回のその2のブログはこちら



3について。
これは合宿の1ヶ月前に行った、
スペインでのu-17世界選手権での気づきからでした。


コーチのコミュニケーションを良くする、
ベンチワークを良くする、というのは
日本に帰って必ずやりたかったことでした。


コーチのコミュニケーションは
我々二人なので、元々良いのですが、
より改善したことは、
1点目は
・二人で気づきを多く共有するように心がけたこと
2点目は
・選手に話すのはヘッドコーチ(北口)のみにすること
この2点です。

1点目より2点目でしょうか。
要は選手に大きくメッセージを伝えたり、
全体の練習メニュー、練習方法の決定は
ヘッドコーチが全権を持つ。


それが決まっているので、その精度を上げるために
情報交換をコーチ同士が常にマメに行い、
打ち合わせ、その決定事項をヘッドコーチが
取捨選択しまとめて伝える

(要は北口コーチの言うことは二人の意見なので
私にも大いに責任がある、自分もヘッドコーチみたいな
責任者として見なければいけないということがミソです)

そのことで、より良いものを短い時間で選手達に
提供する
ことができました。


(補足
私が全く選手に話さないわけではありません。
練習中の細かい指導などは当然行いますし、
個々とのコミュニケーションも積極的に取ります。
ただ、全体のミーティングでは
ヘッドコーチが2人の意見をまとめて話すことで、
選手達への伝達がスムーズになりました。
二人がしゃべると、長いと感じるんですよね~。
下手をすると選手に何の印象も残りません。

さらにコーチ同士のコミュニケーションもそうですが、
選手の幹部数名とコーチのプチミーティングも
マメに行い、情報交換を行いました。)


そしてそれに付随して、
練習試合のベンチワークでも、
試合中にコーチ2人でコミュニケーションしました。
コート起こっていること、
うまく行っていること、やれていないこと、
やられているところ、次に指示すること、
どの選手が疲れや痛みを見せている、
次に誰を起用する、
等等を話しておきました。


タイムアウト、ピリオド間の短い時間では
最初の15秒ぐらいで、試合中に出た
2人の意見を確認して、
選手の水分補給と呼吸が整った状態で、
次に出る5人の選手を座らせて、
他は周りを取り囲み、
ヘッドコーチがまとめた事項を
端的に伝える。
そういったベンチワーク技術を
高めることができました。



以上がざくっとですが、
今回の合宿で取り組めた3点です。



選手達は大きな成長、経験と思い出を、
大きなケガ人を出すこともなく、
(最終日の最後の紅白戦では、
きっちり全員同じ時間ゲームを
させてあげることができました。)

技術、経験や意識の高い子も、そうでない子も
積ませてあげることができました。