こんにちは。HOOP DREAMSの高比良です。
バスケットボールをやっていて、
一番多いケガはやっぱり捻挫ですよね!
柔道整復師である知ちゃんコーチの
捻挫の治療のお話をしっかりお勉強しましょう。
今回は
*捻挫の治療*
についてです
捻挫をしてしまった時
すぐにしなければいけないのがRICEの法則です。
早く対処する事でかなり大きく予後がかわります。
RICEの法則については、
過去の村川コーチのコラムで4回に分けてお伝えしています。
そちらをご熟読ください。
第1回
第2回
第3回
第4回
手当ての仕方は、急性期と慢性期で違います。
・急性期
(捻挫後2~3日が目安)
捻挫をした直後で、腫れや痛みの強い時期。
患部が炎症を起こしています。
氷や冷水、冷感シップなどで冷やします。
冷やすことで血管が収縮し、血液の流れがゆるやかになり、内出血や炎症を抑えることにつながります。
・慢性期
(捻挫後4~7日が目安)
捻挫をしてしばらくたち、やや腫れや痛みが落ち着いたころ。
炎症は治まっています。
固まった筋肉をほぐすために入浴や足浴、温感シップなどで患部を温めます。
温めると血管が広がって血液の循環がよくなるため、内出血の吸収を早め、腫れがひきやすくなります。
痛みをやわらげる効果もあります。
●病院に行くべき症状
・腫れがひどく、歩けないほど痛い場合
・関節がグラグラして不安定な場合
・Ⅰ度の捻挫で安静に過ごして1~2週間経過しても痛みが治まらない場合
固定したりレントゲンを撮ってもらい正しい処置を受けましょう。
プレイへの復帰
安静中でも捻挫をした関節以外は動かせます。
体力が落ちないよう普段出来ないトレーニングをしてみるのもいいかも。
間違ってはいけないのが痛みが引いたから治ったのではありません。
擦り傷をしてかさぶたが出来て痛くないけど治るのに少し時間がかかるし、めくればすぐに血が出ますよね!?
それと同じで体の中で切れた筋肉の細かい繊維や靭帯は痛みが引いても治りきっていません。
Ⅱ度Ⅲ度の損傷の場合完治までに3~4週間程かかると思っておいて下さい。
※参考に
◇Ⅰ度◇
痛みも腫れも軽く、靱帯が一時的に伸びている程度
◇Ⅱ度◇
靱帯の一部が切れている状態
Ⅲ度◇
靱帯が完全に切れていて(靱帯断裂)関節が不安定な状態