一言で、「会社に利益を残し、生み出すための考え方」の本です。
営業、人事、開発、経理、広報etcといった職種や
管理職、役員、経営者といった階層により、
考えるべきポイントが異なり、
企業では、プレイヤーを脱する事の出来ないマネジャーの増加
利益にフォーカスしていない、バックオフィスのメンバー、
入金管理をしない営業、など様々な問題がありますが、
同書ではそういった役割階層ごとの
重要なポイントを、「利益」を生み出すための基準として
紹介しています。
ざっくりと理解するのにも参考になりますし、
管理職以上の方が全体視点を持つための1冊として
読んでみるのもアリかと思います。
【本文要約】
■あなたは会社等にとってコストである
■コストとは外からお金をもらうための犠牲である
■一円の利益にこだわるべし
■必要な無駄が見えなければ利益力は上がらない
■実績で決まる、社員、店員、経営者の評価
■原料と設備を一円でも安く 製造生産の心得
■原価が見えていなければならない 研究開発の心得
■一万円使うときには最低でも30通りの使い道を考えろ
■最も新しい利益を産むところである 人事総務の心得
もうけるための事業がうまくいくためにバックアップ
どれだけ無駄があふれているかを自覚
■最も無駄なコストが多いところである 役員、経営幹部の心得
自ら実践し無駄な特権を喜んで手放す
率先垂範と思いやりと実行力がすべて