いつも、ありがとうございます。山口です。
子どものころ、誰しも夢を見る。
今のあなたに夢はあるだろうか。
夢は人間にしか見られない特権である。
夢に生き抜いた人は輝いてみえる。
福岡県のある高校では、「ドリカム(夢の実現)プラン」と名付けたキャリア教育で、全国に先駆けてきた。
自らの夢を持ち、人生を自律的に行動できる生徒の育成を目指し、学校が一流の人物、本物に接する機会を提供する。
1年生はおぼろげだが2、3年生になると、はっきりとした夢を描くようになる。
目指す方向が決まると、勉強にも強い意欲を持つようになるという。
もちろん、全ての人が夢を実現できるわけではない。
しかし、そのために積み重ねた努力は消えないし、一生の宝となって自分自身を飾る。
哲学者ニーチェは語った。
「諸君はあらゆることに責任をとろうとする! ただ諸君の夢にだけは責任をとろうとしない!」(茅野良男訳『ニーチェ全集7』理想社)。
自分の夢に対する責任を、誰かに負ってもらうわけにはいかない。
徹頭徹尾、自身と向き合うしかないのだ。
夢を持つことが目標ではなく、それに向かって努力することが大事である。
夢への努力の中にこそ、成長があり、充実があり、生きる喜びが生まれる。