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アパレルに特化した人財会社インター・ベルの山口です。
秋冬のトレンドを検証しても今春立ち上げの注目ブランドを見ても、どうやら日本のファッショントレンドはローカルからグローバルへ転換するようだ。
リーマンショック以降、ファストファッションブームの一方ですっかりローカル化してナチュ可愛レイヤードやレトロスウィートに流れた日本市場だが、3.11を契機にどちらも勢いを失い、新たな方向が模索されていた。
来秋冬トレンドではナチュラル/アウトドア/トラッド/ロマンティック/レトロ/バナルなどが継続する一方、ストリートモードなロック/パンク/ポップ、グラマラスモードなボディコンやバロック、ユーロモードな60’Sモダン、フェミニンモードな20’Sフラッパー、エレガンスモードなデカダンスなど、モードベースのボディフィットなスタイルが広がりそう。
暫く続いたナチュラルレイヤード系やスウィート系に代わって多彩なモードスタイルが席巻するする事になれば国内市場は一変してしまう。
となれば、一旦は下火になった外資ファストSPAも勢いを取り戻すのだろうか。
ケータイの世界もiPhone上陸からほんの三年で一世を風靡したガラ系からスマホへ、つまりローカル仕様からグローバル仕様へ一変してしまった。
独自のローカルマーケットが広がる日本のファッション市場とて何時までもガラパゴスで在り続けるとは限らない。
アジア市場と日本市場が一体化していく今、ガラな‘トーキョーカワイイ’ファッションばかり売り込む発想から脱却すべきかも知れませんネ。