真っ白な会場、眩いばかりの日差しかのような照明。
クリエイティブ・ディレクター、アレッサンドロ・サルトリの最後のショーとなるジーゼニアの12年春夏コレクションは、海岸を思わせるような空間の中で発表された。テーマは「MY TAILORED SUNDAY」。
サルトリアの技法に基づきながらも、シャツのようなショルダーコンストラクション、シワ加工された短めのダブルブレステッドジャケットやブルゾン、ジャーキン(袖なしの ダブルブレステッドジャケット)、サファリ風ジャケット、Aラインのコートバリエーシ ョンなど、華やぎのある休日のゆったりした時間の相応しいアイテムが目立った。
カラ―パレットは、ホワイト、ネイビー、スチールグレーなどをベースに、ライムグリーン、トパーズブルー、チェスナットブラウン、サンフラワーイエローなどが加わり、華やかさと瑞々しさを演出。
素材は、超軽量ながら、硬く、構築なものが多く、エレガントな男性像を浮かび上がらせていた。
特にガラス加工やゴムのような加工を、リネン、コットンに加えた素材が印象的であった。
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