最近思うのは、人間というのは実に「天気」や「自然の変化」に日々の生活のリズムが左右されるものなのだな、と。
5月のニューヨークと言ったら前半は日本の梅雨を思わせるような雨の天気が続きました。
連日の雨で気持ちが下がったニューヨーク在住の私に、薄日のような太陽をかざしてくれたのが、またしてもBergdorf Goodman(バーグドルフグッドマン)のショーウィンドウ。
5月18日、バーグドルフグッドマンのウィメンズストア館2階に『CHANEL(シャネル)』のショップ・イン・ショップがオープン。
そこで5番街側の大きなウィンドウの3つがそのショップ・イン・ショップのオープニングのお祝いと、トランクショー開催のお知らせとしてディスプレイされました。
館内にオープンしたシャネルのブティックは、ソーホー地区に在るシャネルのブティックの建築も手がけたピーター・マリーノ氏が、パリのカンボン通りに在るマドモアゼル・シャネルのアパートにインスピレーションを受け、バーグドルフグッドマンの雰囲気ならではのユニークでそしてラグジュリアスな空間に仕上げたそうです。
そのラグジュリアスなスペースは以前のブティックスペースより2倍もあり、いわゆる百貨店内にあるシャネルストアの中では最大のスペースだということです。
今回のシャネルのウィンドウディスプレイを見ていても思ったのですが、どうしてシャネルはパールの使い方が上手なのでしょう?
パールというのはダイヤモンドよりもどこか地味な存在。トータルなスタイリングを間違えてしまうと、パールを付けた事によっておばさん臭く見えてします。
それがシャネルのマジックにかかると、エレガントでフレッシュ、そして若々しく見えるのはやはりラグジュアリーブランドとして常にトップの座に位置する、故ココ・シャネルのDNAが今もなおカール・ラガーフェルドの才能によって引き継がれているからなのでしょうか。