ファッション通信 -梅田大丸リニューアル・三越伊勢丹オープン 先端技法が満艦飾- | ファッション業界転職 販売職専門人材会社インター・ビュー

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山口 芳明 の奮闘記

ルクアと同日開業したJR大阪三越伊勢丹、B1Fのイセタンガールがコンコースで分断されたり1Fの営業面積が限定されたりと駅ビルゆえの変形配置はあるものの、昇降導線を中央一カ所に集中したのが功奏して2F以上はスムーズにレイアウトされていました。


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どの売場もきちんと左右対称の建築的軸線から展開され、低広高狭のすり鉢状什器配置で見易く、環境と什器を統一して目線を通しながら各ブランドの顔もちゃんと見えるという秀逸な出来でした。

強いて難を上げれば陳列が小奇麗に過ぎて在庫のボリューム感が欠けていた事でしょうか。

5万平米で550億円という初年度売上予算は随分と控えめ、、、700億円に迫るんではないでしょうか。


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大阪駅の南側には大丸梅田店が6万4000平米に増床して(元は4万平米)4月19日に先行開業。


大激戦を覚悟して駅ビルブランドを大量導入し、『百貨店なのに・・・・』(多分・・・・は『駅ビルみたい』と言わせたいのでしょう)というキャッチフレーズでJR大阪三越伊勢丹より一回り大衆的な構成を訴求しています。


増床初年度売上予算は670億円(テナント部分は家賃のみ計上)と発表されていますが、MDの面白さと混雑ぶりを見る限り、控えめな目標に思えます。

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4店もの大型百貨店と駅ビルやファッションビルが犇めく大阪駅周辺はブランドのバッティングが半端でなく、どの百貨店もこれでもかというウルトラCを繰り出しています。


ブランドミックスや編集手法、VMD展開はもちろん、建築的什器レイアウトや照明、果ては避難導線や排煙区画の設定、非常時降下式排煙ボーダーの採用(大丸梅田店で目が点になりました)など、意気消沈した東京では見果てぬ先端技法が満艦飾で、ホントお勉強になります。


開店景気が一巡したら、もう一度、お勉強に出かけます。