大阪駅はサウスゲートビル(梅田大丸)が増床開業、ノースゲートビル(JR三越伊勢丹とルクア)が竣工開業したが、さらに2013年春には北口広場の前にABC三棟からなる複合コンプレックス(商業施設80,700平米/オフィス・ホテル・アパートメント・分譲住宅他で430,500平米)が開業する。
これによって梅田商業は北へ広がり、駅から広い通りを隔てた(延々と地下通路が繋がっている)西梅田地区の地盤沈下が予測される。
西梅田地区は阪神梅田駅上の阪神百貨店に始まって、その裏のイーマ、西へ向かってヒルトンプラザのEASTとWEST、ハービスプラザ・エント、ブリーゼブリーゼ、ハービスプラザと駅から離れていく。
00年代に開発が進んだ西梅田地区だが、ステーションシティから北口、阪急側に客流が集中するにつれ、商業地区としては寂れて行くのではないか。
大阪ステーションシティの開店景気を目の当たりにすれば顧客は限りなく存在すると錯覚しがちだが、西は阪神間の、北東は京都の、南は難波や阿倍野の商業集積に阻まれて広がりを欠き、一巡すれば熱気の醒めるのも早いのが大阪商業の特質。
西梅田地区はもちろん、梅田と難波に挟まれた心斎橋地区の地盤沈下は深刻なものとなるだろう。
心斎橋筋のシャッター街化は避けられないのではないか。
今後の動向に注目である。。。