今日も1日、、、縄文遺跡から | ファッション業界転職 販売職専門人材会社インター・ビュー

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山口 芳明 の奮闘記

国内で最も多く縄文遺跡がみられる地域は、北海道と北東北3県である。


この「北海道・北東北を中心とした縄文遺跡群」が今、世界遺産の候補として注目されている。


縄文の土器や土偶の芸術性は、欧米には見られない独特なものという。

同遺跡群に関するフォーラムが先月にパリ、昨年にはロンドンで開かれ、研究者の関心が集まっている。


土器は「家族だんらんの食事の象徴」といわれる。

厳しい生活環境の中を生きた縄文の人々に独り占めなどありえず、皆で分け合い、炉の火を囲んで食べたのだろう。


守り合い、助け合う家族のぬくもりが、土器から伝わってくる。


洞爺湖町の入江貝塚で発掘された4千年前の人骨は、病のために手足が細かった。

手厚い介護を受けて寿命を延ばしたことが推定できるという。


一つの土器、一つの遺跡から、悠久の時を超えて、懸命に生きようとした人間のドラマが読み取れる。


後世の人々が現代を検証した時、そこから何を読み取ってくれるだろうか。

“21世紀の人々に学べ”といわれるような、温かな人間主義、生命尊厳の時代を築き残したい。