先日の日経に拠れば、LVMHがブルガリを株式交換で買収する事に両社が合意したと報じていた。
ブルガリ一族はLVMHの二番目の株主となり、ブルガリのトラパニCEOはLVMHの執行役員となってグループの時計、宝飾部門の経営に参画するという。
アウトソーシングに流れがちな昨今のラグジュアリーブランドの中で、ブルガリはリューズメーカーや宝石研磨業者を買収するなどエルメス、ヴィトンと並んで垂直統合生産に真摯に取り組んで来たブランドであり、LVMHが単なる買収でなくそのブランディング手法をグループの経営に取り入れるというのも頷ける。
LVMHはエルメスの買収も着々と進めており(エルメス経営陣の意に反する敵対的なものだが)、ラグジュアリー世界はLVMH、PPRグループ(グッチなど)、リシュモングループ(カルティエなど)に集約された感が在る。
遠い異国での話しなのか、、、いや日本においても影響があるのかわかりませんが、今後の動向が注目されます。