ビジネスの力を大きく左右する仮説思考を事例を交えながら解説されています。
仮説というと難しいと思うかも知れませんが、実は日々は仮説の連続で、それを自覚すること自体が仮説という本書に共感を持った。
内容としては、構築と検証についてが中心です。
思考力の基礎を作るためにはおすすめです。
【本文要約】
■最もありそうな仮の結論のことを仮説
・思い込みを回避できる。
・正しい答えに行き着く可能性が高くなる
・時間が短縮できる
■仮説は文章により表現されていなければならない
・仮説の構築と検証はセット
・検証していくことで仮説の進化がある
・報告、連絡、相談においても仮説思考が重要
■問題解決は問題設定→原因追求→対策立案
仮説の構築と検証サイクルを繰り返す
■仮説構築方法は、3つ。
第一歩が直感、経験は思い込みに注意、論理は精度が高まる
■定性データは構造化。定量データは傾向、分布、相関のグラフ化。
情報は事実と意見を区別する
■切り口は、因数分解、プロセス型、フレームワーク型
・原因として高そうなものに優先順位
・解決策は、実現可能性、妥当性、効果で見る
■仮説の検証は必ず事実で行わなければならない
検証途中の浮気をしない
できるだけリスクがなく、容易かつ費用のかからない検証方法を選択する
■実験による仮説は、対照実験、テストマーケ、シミュレーション
■調査による仮説は、ヒアリング。
漠然としたものでなく自らの仮説をストレートに提示
プロトタイプを作り仮説検証