ファッションコンサル 心に響いたサービス -ふるさとの父より- | ファッション業界転職 販売職専門人材会社インター・ビュー

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山口 芳明 の奮闘記

ある本を見て、ふるさと博多にあるS電気店が取り上げられていたそうです。

子供の頃、父親につれていってもらったあの小さな個人の電気店。


あの電気店がこんなに成長し発展していたのかと、、、驚くと共に久しぶりにふるさとに住む80歳を超えた父の顔を見たくなり夏休みを利用し帰省されたそうです。


帰ると父親の一番の楽しみであるテレビが古くなり、映りも悪かったのでS店に父を連れて買い物に、


父親が選んだテレビの代金をレジで払っていると、父親の姿見えない。。。


店内を探すと、、、デモ用のパソコンの前でキーボードを不思議そうにたたいていました。

それを遠くから見るなか、近くを通る店員さんに「あそこにいる、パソコンのパの字も知らない年老いた父にパソコンを買ってあげたいが、貴店では少し使えるようになるまで面倒をみてくれますか?」と聞いてみた。


すると、その店員さんは、「大丈夫です、必ず面倒を見ますから」と言ってくれたこともあり、父親にパソコンも買いました。


それから、10日くらい経ったある夜、いつものように自宅のパソコンを開くと『ふるさとの父より』というタイトルのメールが、、、

メールはふるさとの風景の写真を添付したものだったそうです。

正直、それを見て涙がとまらなかったそうです。。。


ズブの素人が、こんな短期間にこんなにパソコンが使えるようになるとは思わなかったので、父親に訳を聞いたそうです。


「S店の担当者の方が、自宅への帰り道だからという理由で、ほとんど毎日、家に立ち寄り、手取り足取り教えてくれるからできるようになった」そうです。


そのことを聞いてお礼をしたくS店に電話すると、担当者は外出中で店長がでられたそうです。

「担当したYくんは、実はお父様の家とは全く逆の方向です。彼がほぼ毎日のようにお父さんの家にパソコンの操作を教えに行っていたということは私たちも皆、知っており、陰ながら応援をしていました。本人がきっと喜ぶと思います。」と言ってくださったそうです。


あの小さな電気屋さんの成長・発展の理由が感じられたと共に、感謝の思いでいっぱいになったそうです。