コム・デ・ギャルソンは、2009年春夏からエマージェンシーブランドとして「ブラック・コム・デ・ギャルソン」を立ち上げた。
リーマンショック以降の不況下での緊急事態に対処するブランドとの位置づけで、「個性ある値頃」がコンセプト。
「世界的不況をネガティブにとらえないで新しい物を発信したい」
という、デザイナーで社長の川久保玲の想いから、構想約1ヶ月で製品化に踏み切った。
展開期間を約1年半に絞ったゲリラ的なブランドとして、、、
「こういう時期だからこそ新しい物を発信したい。手ごろな値段、でもカッコイイブランドじゃないと。しかも個性的な内容。新しい考え方のビジネスで、売れたらスピーディに追加していく。新しいピースも差し込みながら。安いだけではいけない。コレクションの高い商品を買えない人に、あるいはコム・デ・ギャルソンを着たことない方にも」
と、ブランド発表に際して川久保玲は語った。
いまは、セレクト業態へと移行し展開している。
デザイナーズブランドのビジネスにおいて、不況下の新しいモデルとなるか 他ブランドにとっても、注目される動きである。
この、発想、そしてスピーディ、行動力、すばらしい物があると考える。