夜空を見上げると、星が輝いている
人類は太古の昔から、この美しい宇宙にあこがれてきた。
子どものころ、宇宙への旅を夢見た人も多いだろう。。。
昨年、日本で10年ぶりとなる宇宙飛行士試験を突破し、新たに3人の
宇宙飛行士候補が誕生した。
この試験を密着取材したNHKの大鐘良一氏は、当初、超人が華々しく
天才ぶりを発揮するような、難解な試験が行われるものと、、、
考えていたようだ。
しかし、実際に取材をした感想は違った。
「どんなに苦しい局面でも決してあきらめず、他人を思いやり、
その言葉と行動で人を動かす力があるか。
その“人間力”を徹底的に調べ上げる試験だった」
『ドキュメント 宇宙飛行士選抜試験』光文社新書
水も空気もない宇宙空間。
一つの失敗が文字通り“命取り”になる極限状態で必要なものは、
「知識」や「技術」以上に、「ねばり強さ」や「思いやり」といった
“人間力”であるという指摘。
これは、日常生活の上でも重要なヒントとなるだろう。
さまざまな課題に挑み、“人間力”を磨く夏にしたい。
S新聞より