89歳の女性にお手当(クラニオセイクラルタッチ)をさせて頂きました。
自立ができなくなり、ずっとベッドに寝ていらっしゃいます。
1ヶ月の入院を経て、ご自宅に戻られましたが、諸処の理由で全身が痛いとお困りでした。
私がお部屋に入った時も「全身が痛い」と唸りながらの主訴でした。
ベッドに寝ていらっしゃる姿勢がまっすぐではないので、手順通りとは行かないのですが触れられるところに触れて行きます。
まず踵に触れました。
冷たくて堅い踵がふんわりあたたかくなりました。
膝が痛いとおっしゃるので、膝まわり、脚全体も触れていきました。
女性は眠ってはいないようでしたが、すっかり穏やかに、リラックスしていただけました。
それから入院の原因となった仙骨に触れました。
硬く、岩のように、骨盤全体がこわばっています。
手を触れていると、ほどなく、仙骨が呼吸を始めて、動き出しました。
からだの中のリズム、うねりが出て来ます。
そのリズムは年齢に関係なく、クリアーで、瑞々しいのです。
リズムを感じていると、こちらも温かい気持ちになってきます。
頭蓋骨から仙骨までを流れる、硬膜に覆われた脳脊髄液の流れ。
外的な、内的な要因で流れが滞ることがあります。
これが息を吹き返すと、いのちのスイッチが再稼働します。
女性は、静かで穏やかなまま、数分だけの間は寝入ったようです。
意識が身体に戻ったところで、ご自身のお父さんとの思い出、
今のご家族への感謝の氣持ち、
今、幸せだという氣持ちを とつとつとお話始めました。
からだの中を感じていると、
それは小宇宙だと感じます。
そして宇宙の根源は愛ということを全体でもって確信できるのです。
よくそんな文章を見かけますが、それが本当だと感じられます。
そのくらいに、その時間はあたたかくて、安心で、美しいです♡
女性は1ヶ月の入院中、一度も自力で排便ができなかったそうですが、
クラニオをして4日後にそれができたそうです。
食欲もあり、お身体の様子は心地よいようです。
自宅に戻れたのも 嬉しかったのでしょうね。
クオリティ オブ ライフ。
人間らしくあれる いのちの質を保っていただければいいなと思います。
「手」にはそんな手助けができる力があります。
どなたにも。
ご家族ができるなら、
触れていただくといいと思います。
触れている方も 癒されます。
例えば介護なら、介護する方も平穏な時間を持てるかもしれません。
ご家族へのケアもお伝えしています。
お役にたてれば幸いです!

