がらがらピシャーン。そんな……。宮益坂辺り着いたころには影も形もなし。ピュー

ヒグチアイ終わったところで、ツイッターに気付いてたらなあ。というか、見田村千晴終わった後で声かけてれば良かったか。残念。
さらに気付いた。代官山晴れ豆が30分!押してたので、ヒグチアイ後に向かってれば笹生実久にも間に合ってたようだ。うーむ。なまじっかツイッターでリアルタイムな情報が入るものだから、しなくて良い後悔が。便利になったのだか、違うのか……
閑話休題。ライブに話戻そう。仕事で遅くなり、これは木下直子にも間に合わないなあ、と急ぎgeegeに駆け付けると流れているのは見田村千晴ではないか。なぜ?なんと飛び入りだとか。ラッキーだ。木下直子にも間に合い、なおかつ見田村千晴まで聞けるとは。千晴ちゃん感謝!
心にドーンと訴えかけてくる見田村千晴の「LOVE SONG」は途中からだったが、やはり彼女は圧倒的な歌力を持っている。すばらしい。明日からは実家の岐阜県でのライブに行くのだろうな。
続いて木下直子が登場。
いつもどっしりとした安定感と、力強いボーカルのピアノ弾き語り。でも、とても繊細な心が美しい歌詞を紡ぐ。さすが絵本作家になりたかったというだけあります。gee-geの空気を、木下直子ワールドに変えていく。
1)らくがき
2)夢の島
3)硝子細工
4) (何だったか思い出せない。この指とまれかな?)
5)私を守るもの
6)うたのことのは
よくこのブログでも話題になる「私を守るもの」。彼女のたくさんの歌の中で、いまや間違いなく彼女の代表曲になった。しかし、もう世代を超えた名曲として、より多くの人に感動してもらいたい1曲になったともいえるかも。
明るい「うたのことのは」は、僕が最初に彼女のライブを見たときに気に入った曲だった。そのCDを購入してその後、何度も聞いているが、ドレミファソラシドという音階をチャーミングな歌詞で惹きつける彼女には言葉のセンスがある。楽しい曲だ。「硝子細工」も昔からの定番曲だよね。最新アルバムのらくがき、夢の島だけでなく、こうした他の代表曲も混ぜてくれる選曲は嬉しい限り。
続いてヒグチアイ。若手のピアノ弾き語りアーティストの中では、彼女のパワフルなボーカルと疾走感のあるピアノによる存在感は飛びぬけている。もちろん、元気のいいのや、POPなセンスを感じる若手も色々いるのだけど、「迫力」に関しては間違いなく一番かと思う。メーターをぶち切る勢いがある。
1)スニーカー
2)理由
3)崩れる音
4)君とそのまま
5)心ジェリーフィッシュ
この日は、久しぶりにいいくぼさおり企画「響咲」で彼女と共作した「理由」を歌う。お姫様を救う勇者がテーマという風変わりな歌詞。しかし、架空の設定から「何が正しいのか」と迫力ある歌声で問いただす内容には、身が引き締まる。
そして、最近の定番曲となりつつある「心ジェリーフィッシュ」は圧巻。何度でも何度でも、この歌を聴き続けたい。残念なことにまだ、音源化されてないんだよね。ヒグチアイの最近の曲には、いくつも心を揺さぶられる良い曲があって、こないだセカンドアルバム出したばかりだけど、早く次も出して欲しいもの。
まあ、そんな飢餓感で引っ張られて、何度もライブに足を運ぶ人が増えればなお良いね。もう、ワンマンの実力十分だよ。
ラストに登場したのは高杉さと美。うーん、美しい。そして、おしゃれ。
メジャーになって、はや3年。きっと素晴らしい歌を聞かせてくれるだろうという期待が大き過ぎたか、個人的にはちょっと物足りない内容。まあ、この日は圧倒的に彼女のファンが多く、みなさん喜んで見ていたので、良かったと思いますが。
1)Home Town
2)黄金の月
3)月が見ている
4)青い花
5)BEAUTY & BEAST
全体的にスローな曲中心で、少し盛り上がりづらく。よってアンコールも無し。選曲やアレンジ、サポートの構成、初のライブハウスということでの不慣れ、などなどライブが盛り上がらない理由なんて常に沢山あるわけだから、今日聞いただけで彼女は評価できないなあ。
ただ、最後のBEAUTY&BEASTのようなスケールの大きいドラマチックな曲を、もっと堂々と楽しげに歌えば、すごく似合いそう。歌える歌唱力も十分あると思われます。今日の選曲は、そういう意味では少し小さい世界に彼女の力を制約してしまったようで、もったいない気がした。ライブをもっともっと楽しんで欲しい逸材ではないでしょうか。
その点、SHUUBIは心からライブを楽しんでいて、おしゃれで美形で、良いんだよねえ。