十五夜には1日早いが、南青山の月見る君想フへ。快晴。空を見上げれば僅かに真円に欠ける月が青々と輝いている。明日も晴れるといいね。
今夜の出演者は4組。花月、Tiny Sun、Hide-Hide、島田のぶひろの順で登場したが、いやいや個性的なアーティスト揃いで楽しい夜だった。
花月は女性DUO。ショートヘアで健康的な色気とたおやかさのゆり子、フルート&ボーカルのジャンとした黒髪の美形なふみ子。リラクシングミュージック。BGMには良さそう。2人とも歌唱力、声量ともに無いので、ささやくように(本人は大きく歌っているつもりかも)歌ってるのが、耳に優しい。
DUOなんだから、もっと息のあったハーモニーや掛け合いが欲しい。練習不足なのか、急造ペアのようにしかみえない。狙いの世界観は分かるが、フルートやサポートのキーボードのアレンジが効果的でなく、歌唱力不足とあいまって表現しきれてない感じ。
似た世界観を持つアーティストでは、小林未郁やヒナタカコが浮かんだが、彼女たちのような見事なセルフプロデュース力を花月は身に付ける必要あるのかな。ちと辛口で申し訳ない。
2番手が、待ってましたのTiny Sun。
タイニーサンも女性DUOだけど、そこは姉妹であり、経験も豊富なこともあって息の合ったハーモニーや掛け合いはさすが。しかも、姉あゆ子のキーボード、妹さえ子のギター(バンジョー)の基本ユニットに、最近はバイオリン舞ちゃんが加わり、音の広がりが素晴らしい。姉妹の声とバイオリンの音色が素敵なコーラスになり、3人の声と楽器が有機的に絡み合い、レベルの高いパフォーマンスになっている。
また、彼女たちの楽曲の根底にカントリーミュージックがあり、そうした背骨がしっかりした音楽観も聞く側には嬉しいもの。それをバンジョーとフィドルで盛り上げてくれるから堪らない。だから、最近よく彼女たちが歌う「Country Road」が、超有名で多くの人に歌われて手垢まみれの曲であるにも関わらず、彼女たちのカラーがしっかり出ていてフレッシュに聞こえるのだ。
セットリスト
1)Music Life
2)私ここにいるわ
3)夕暮れの匂い
4)さよなら、ありがとう
5)真夜中の想い
6)Country Road
7)悲しい月
8)終わらない夏
続きは、後で書き足します。ちなみに3番手のHide-Hideは尺八&三味線のイケメンデュオ。これがまた、迫力で良かったよ。詳細は後にして、取り敢えずアップ