10/8/12 cossami 神田莉緒香 佳布@strobe cafe | 音楽偏遊

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最近見たライブや気になるアーティスト、気に入った店や場所など偏った嗜好で紹介してまいります。アーティストさんへの言及などは、あくまで私個人の見解であり、特に中傷や攻撃を意図したものではないこと、ご了解下さい。

ワンマンが9月3日と、いよいよ1カ月を切ったcossami。連日、柏を中心にストリートライブを、その合間に週1回程度、六本木strobe cafeや代官山LOOPでライブをこなし、ワンマンへ向け精力的に新ファンを開拓中だ。なかなか柏の路上に足を運べないので、本日は六本木ストロボへ。

今日は、出演者の合間に3曲程度やるショートアクトではなく、出演者4組のうちのトリ。といっても5曲だけです。

1)After the Rain
2)ヒールオーバー(カバー)
3)sun.day
4)こんなにもワガママな僕らは
5)りんご

最近のcossamiは、なんというかオーラが増してきた感じ。そよ風のような心地好さが持ち味であることは変わらない。だけど、その風に強弱が加わり、透明感は残しながらも、時に多彩に色づいて魅了される。それを最近は意図して使い分けていて、表現力が増している。爽やかなだけでなく、心に響くようになってきた。いい歌手に発酵してきたなあ。

すると4)みたいなシンプルな歌詞の曲に、愛の呪文をかけられてしまう。愛しくなってくるんだよねえ。

5)は「早生(わせ)のリンゴ~」という歌詞が出てくるが、前は都会的な彼女たちが早生という単語を発すると違和感があった。最近は、曲世界を確立するようになって、自然な感じに。ワンマンへ向け青いリンゴが熟れてきたよ。


この日はコッサミの他にもう1人、超有望な18歳と遭遇した。ピアノ弾き語りの神田莉緒香だ。

小さい、かわいい、歌がいい、と三拍子揃ってる(笑)いつの間にか後ろで見ていたらしい赤鬼くんが、前に比べ、ぐっと上手くなったとつぶやいてたから、きっとそうなのだろう。僕は聞くのが今日が初めてだから、その成長ぶりは分からないが、間違いなく「恐るべし18歳」がまた1人ここにいた、と驚いた。潜在力ではなく、すでに水準高いよ。

こないだまで高校生で、まだライブ経験とか少ないはずなのに、見事な強気の仕切り。緊張している、と言いながら立派なMC。会場の客をしっかり引き付けている。性格がアーティストに向いてる。

1)お願い
2)あずきバー
3)両思い切符
4)流れ星
5)カタコトのアイラブユー
タイプでいうと、ヒグチアイの大胆さ、いいくぼさおりのような伸びやかな声と遊び心、廻田彩夏のような笑顔と意志が溢れる強い目力、聡明さを併せ持ってる感じ。褒めすぎ?うん、高いポテンシャルを感じるのだ。これから徐々に自分の色を出していくだろうが、ほんと楽しみ。それにしてもカワイイ。

この日は他にも、高円寺で毎日路上で修行中という佳布、仙台から上京してきたという斉藤ジョニーという若者2人も登場。頑張ってた。共にギター弾き語りだが、ギターの音がまだまだ未熟。歌も発声とか、たっぷり学んでいかねばね。頑張れ