で、戸城佳南江を聞くため、赤坂グラフィティへ。最近、彼女のライブとスケジュールが合わなくて、大和の花粉症姉妹以来かな。あれは5月?ずいぶん会ってない。
この日はスリーマン。最初に登場したのは藤原奈津美だ。彼女、いいよね。凛とした男前で、さっぱりした性格。力強いギター演奏に伸びやかな声。情景が浮かぶ歌詞に説得力もある。
1)8月の終わり
2)約束
3)レニー・クラビッツのカバー
4)最後
5)通り雨
6)アフタヌーン・ブレーク
7)?手を叩いて、顔を上げて~
8)Still I Love You
彼女がもてるのが、よく分かる。こういう女性と付き合ったら楽しいよ。だけど、時遅し。彼女はつい先日ご結婚されたばかりの新婚さん。まだ、色々と多忙のなか、お休みしていたライブを今日から再開したところという。結婚は素敵なことだけど、それに伴う諸々はかなり大変なんだよね。
そんな訳で、ご本人は歌い込み不足で納得いかないところもあったようだが、どうしてどうして、いい声が出ていました。今後、徐々にライブを増やしていくそうだから、絶好調時の演奏をぜひ聞きにいきたいね。
今日の内容でも十分聞かせてくれたのだから、きっと本来の力を発揮してたら、感動して涙が出そうだよ。彼女の曲はまっすぐで、解りやすく、スケール感もある。感情移入しやすいんだな。
2番手が戸城佳南江。
相変わらず、さわやかで伸びやかな歌声で、初恋のような味わい。食べ物じゃあないが(笑)いい大人が使う言葉じゃないかもしれないが、キュンとくるんだな。
セットリスト
1)四つ葉のクローバー
2)深海
3)明日へと続く道
4)夏の記憶
5)スピロデザイン
6)流れ星?願い事
7)ココロとカラダ
深海は始めて聞いたかも。今、ちょうど『深海のYrr』という、深海に住む未知の知的生命体と人類の戦いを描くSF大作(無茶苦茶おもしろいよ)を読んでいる。そのため、歌を聞きながらあらぬ想像ばかり働き、本来の歌詞の内容が頭に入って来なかった。すまん。
でも、佳南江ちゃんはダイビングとかやるのかな。暗い海の底のイメージをよく捕らえていたと思う。
スピロデザインは、やはりいい曲だ。前奏から手拍子を引き出す勢いがあり、少女の悩ましげな息遣いが感じられる。
ラストは珍しく「あいのうた」ではなく「ココロとカラダ」。感じたことを素直に表現する男の子を見ていて、着想した曲という。大人になるとなんでココロとカラダがバラバラになるの?ってね。もっと大人の悩みを歌ってるのかと思ってた。いやいや、彼女らしい。初恋の味はそうでなきゃ

ラストが川崎萌。
今日は珍しくピアノ弾き語りではなく、伴奏つけて、スタンドマイクで熱唱。すごくいい。再認識したなあ。
前に何度か聞いたことあるが、名前のせいもあるけど、あの特長的な声が萌え声に聞こえ、嫌いなアニソン系に頭の中で分類。あまり好きではなかったのだよね。でも、今日の演奏聞いて見る目が変わった。
声は、いわば声楽的な発声なのだろうが、それを口を大きく開けず、声帯もあまり開かず歌ってる感じ。なので、すごく響くのに爽快感にやや欠けると思ってた。
でも、そういえば過去に1人だけそんな歌い方していた歌手がいたこと思い出した。それは、薬師丸ひろ子だ。そして、その声で感動できるのだった。
1)スタートライン
2)光の糸をたどって
3)夕暮れの窓辺に
4)あなたへ続く道
5)空に浮かべたメリーゴーランド
6)小さな家
en.)色のない花
音楽の作り方がうまいなあ。よく自分の声の特質をいかしていて、思わず声に惹かれて曲に入り込んでしまう。面白いアーティストだなあ。
三者三様。楽しめたライブだったよ