7月10日。何の日か。そう、納豆の日であり、数字を上下逆さまにするとOILだから、油の日であり、そう、あの奇才女性シンガーソングライターの誕生日でもある。そのアーティストとは、はい正解、清家千晶のBirthdayなのです。おめでとう。パチパチパチパチ。
私からは、飲めばますます綺麗な声がでるようになるという杏露酒を贈呈。もっともっとライブで歌って、という願い込めてます。
その記念すべき誕生日に、彼女が愛媛・松山から上京してヤマハに通いながら音楽活動を始めた頃に住んだというこの元住吉のライブハウスで、久し振りに歌う。聞かない訳にはいかんでしょう。
彼女がライブするのはいつ以来だろうか。フラワーボイスのホストを卒業してから、FABで一度歌ったきりかな。
まず、彼女のサポートが最近多い樽木栄一郎とトランペットの島裕介のDUOが演奏。彼らにとって、ここは完全にホームグラウンドらしい。好きに演奏している。休憩を挟んで千晶ちゃんの登場。自己紹介も曲の紹介もなく最初から最後まで、淡々と、ずいずい進めていくところ、彼女らしいステージ。彼女も気まぐれにお客さんにサービス精神を発揮する時もあるが、まあそれは珍しいからな(笑)
そんな訳で本人から曲名紹介もなかったので、ちょっと不確かですが、歌った曲はこんな感じ。
1)ice waltz
2)electric sense
3)オルゴール
4)スミレ
5)The Water Is Wide
6)endless
7)この体。
8)?
9)花唄
10)ゆらー
en. Fly Me To The Moon
あいかわらずの歌唱力。独特の雰囲気があって惹き付けられる。スミレの迫りくるパワーはすごく、花唄のスローなアレンジも聞かせる。アップテンポな「ゆらー」も最後を盛り上げた。この曲は面白いよねえ。もっとゆらー、ふらーとしていても良かったかな。
惜しむらくは、会場のスピーカーの音が割れてしまって聞きづらいのと、樽木くんのギターとコードの接触が悪くてバチバチ雑音が入ったこと、あとバンドということで楽器の音が多く、彼女の歌がところどころ埋没してしまうアレンジかなあ。ドラムが少々煩かったかな。
最近のブログで彼女が一日中歌っていたと書いていたのは、最後にアンコールで歌ったジャズの超定番曲だったようですね。「この曲を歌いたくて、歌いたくて」と話していました。月まで飛んで行って、とは彼女らしい。
8)は聞いたことが無い。新曲か、むかーし歌っていた曲なのかもしれない。そのほかは定番のラインアップ。Water Is Wideはカバーだけど、この曲をカバーするアーティストってとても多いよね。なぜ、女性ソングライター業界でそんなに人気なのだろう。郷愁と哀愁が溢れるスコットランドの民謡だったと思うけど。
しかし、彼女はライブをあまりやらないねえ。もったいない。何をして暮らしているのだろうか。次は9月ごろにもと話していたけど、もっともっと聞きたいなあ。期待してます。