祝・hinaco「泣き顔スマイル」発売 | 音楽偏遊

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ついに本日発売になりましたねぇ。2010年6月2日は、鳩山首相と小沢幹事長の道連れ退陣と、hinacoちゃんのメジャー初シングル発売日として長く歴史に残るでしょう(わけないか、笑)

政局話は置いといて、待ってました、いやー、長かった。hinacoちゃんのデビュー決定話を聞いてから、さらにいえばインディーズで出したアルバム「CRYSTAL」のリリースから、こんにちまでの空白が。ようやく一つ、形になったね。

このシングルカット曲は、今クールの連ドラの中で最もシリアスで、映画のような緊張感に満ちた傑作ドラマ「Mother」の主題歌だ。この曲聞くとヤバイよ。心が締め付けられる。

特に毎週ドラマ「Mother」を見ている人は分かると思うけど、番組のクライマックスに差し掛かる時に、この曲が実に効果的に流れてくるんだよなあ。どれも切なくて、やりきれないジーンとくるシーンばかり。曲聞くとそれがプレイバックして、いっそう感動的だよ。

本人と彼女の曲を書きプロデュースしているイワツボコーダイ氏が、脚本段階から「Mother」の世界に浸かり、作り出したこの曲。hinacoの素朴だけど洗練された声と歌唱が、見事にはまっている。

予約して早速入手。聞いてみたが、やはりいいよ。カップリング曲の「満月キラリ」も、昨年後半から彼女のライブで定番になっていたアッパーな1曲。ようやくの音源化が嬉しいぞ(ダウンロードはありましたが)。あと「泣き顔スマイル」のインスト、プラネタリウムバージョンを合わせた3曲入り。どれも素敵な出来映えだね。

特にボーカルの2曲を通して嬉しくなったのは、レコーディングでhinacoの個性をとても大事にしたんだなあとわかる点。キレイに癖なく歌おうと思えば、彼女は簡単にできただろう。ところがこの2曲とも、所々にこれぞhinaco節という引っ掛かるツボがちゃんと仕込んであって、たまらない。うーん、言葉では説明しづらいので、興味ある方は是非お買い求め頂きたい。

初回特典が、セカンドシングルのPVのさわりを着モーションで携帯に取り込めるというもの。はい、早速ダウンロードしました。駅前で鳩山退陣の新聞号外が配られている傍らで、号外に目もくれず(笑)

さらにこの曲は、実は四部作の第1だと書いてある。うわあっ。同封された紙には、第一のカギの絵柄が中央に。4つ集めると何かいいことあるんだろうな。握手会とかじゃつまらないぞ。4つのカギの所有者だけが入れるシークレットライブとかだと面白いのだが…。ちょっと今から楽しみだ。つまり、もう四枚とも買う気になっている自分(笑)

ドラマにしても、番組主題歌の曲名や歌手名などの情報を、敢えてこれまで番組タイトルロールに流してなかった。ようやくこのタイミングで解禁した訳で、少しずつベールをはがしていく狙いのようだ。トータルにみると、周到なhinaco売り出し計画が練られている様子。avexも彼女に関しては、かなり本気とみた。

であるなら、まだまだ隠し玉があるのだろう。ふふ、今から楽しみじゃないか。個人的には、やはり早くライブをやって欲しいな。最近、レコーディングやPV撮影などに忙殺され、ファンと直接触れ合える場が無かったからね。

しかし、まずはCD発売おめでとうチョキ 売れるといいね。早く多くの人に覚えてもらい、口ずさんでもらえるようになって下さい。応援するよパンチ!