この日は5組が出演。実は見たこと無いアーティストばかり。代官山が調度良かったのでチェケ。
トップは川上大輔。到着したとき、すでに2曲目。女かと思った!超高音。ファルセット…じゃない


2組目が男性デュオのSoul Life。ふーん。男性デュオなら、リトルタートルズ(2人だっけ)や吉田山田などの方が楽しいなあ。
3組目が「蜜」from 大阪。男女のデュオ。変だ(笑)。曲者だ。いや背の高いアコギの24歳草食系男子はルックスも声もなかなかで、歌唱力もあって良いのだ。彼の歌声には、所々聞き惚れたくらい。しかし、良くも悪くも、このユニットはもう1人の優子ちゃんがポイントだ。
最初、あられちゃん眼鏡で登場。ちっちゃい上に、22歳という年齢よりはるかに若く見える。小学生か中学生。つまり幼い。特に幼さを際立たせるのが、その落ち着きなく、グダグタな踊り、というか動き。始終動かずにはいられない様子で、それが決まってない。関西だから笑いとろうとやってるのだろうが(笑)
ただ歌は聞かせる何がある。2人のコーラスはきれいなハーモニーで頭に響く。不思議な印象の2人だった。
4組目はグランドピアノ弾き語りの佐野安佳里。彼女も関西・和歌山出身だが、お笑いではなく正統派ピアニストといった風情。曲も正統派で、女性ポップシンガーらしく恋愛などの心の揺れを、情感込めて歌い上げる。
何年か前に活動拠点を東京に移し、昨日一昨日はまたお引っ越しだったとか。そんなMCの後に歌った「マイシスター」はなかなか良かった。
ラストが辻有沙。女性SSWとシンガーソングライターを短縮することあるが、彼女はもうひとつSを加えてSSSWと呼びたい。そのSはサーファーの略。今夜の出で立ちも、まさにサーファー。キャップを目深にかぶり、ダメージドジーンズにビーサン。ギター

新曲のタイトルも「サーフポイント」。なかなかアッパーで楽しい曲。そして、万感の思いを込めて最後に歌ったのが「卒業」。自身もこの3月に大学を卒業。仲間が就職するなかで、音楽を選んだ彼女の心に何があるのか。僕は強い決意を感じたな。
そのまま終わりそうだったが、アンコールの拍手がにわかに広がり、もう一曲。イチョウ並木の下で友達はまってるかな、と過ぎし日々を回顧しつつ「キャンパス・デイズ」。甘く、でもよく通る声でなかなか素敵なシンガーでした。