10/5/29 Blue Blue ワンマン @赤坂グラフィティ | 音楽偏遊

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最近見たライブや気になるアーティスト、気に入った店や場所など偏った嗜好で紹介してまいります。アーティストさんへの言及などは、あくまで私個人の見解であり、特に中傷や攻撃を意図したものではないこと、ご了解下さい。

おー、おー、すごいぞ。客席が女性上位だ。女性比率6割超してるのではないか。さすが前日の日記にも書いたようにブルブルのボーカル、愛ちゃん男前ビックリマークしっかり女性ファンを掴んでる。いやUJ人気か?でも案の定、彼女がステージに上がった瞬間、近くの女子から「愛さん、カッコいいラブラブ」と嘆息の声が……女殺しだなあ(笑)

そういう自分も、打ち込みで作った最初の曲のイントロが流れた瞬間、体がゾクゾクっときた。今日、一番聞きたいと思ってた「限界ライン」だー。しかも、今日のアレンジがまたカッコいい!!愛ちゃんの最初のリフレインにエコーがかかり、今度はゾワゾワっと鳥肌もの。もうその瞬間からノリノリで、あっという間にラストまで突っ走った感じ。どの曲をどんな順番で歌ったかもよく覚えてないぞ、わはは。

冒頭の限界ラインから「夜を越えて」「アンテナ」と途切れなく3曲をメドレー。ここで「ブルブルでーす」と名乗ってすぐに曲へ。今日はMCを抑えて、まさに怒濤のように歌い継いでいく。

この日はバンド構成。keyのユージに、ドラムコタロー、ベースえのちゃん、ギターの構成。しっかりリハしてきてるのが瞭然。決めるところのベースとギターの動きがぴったり。誰一人、最後まで楽譜など見ずに弾ききっていた。見事な音や効果をどの曲でも作り上げていた。

確か4曲目が「窓」、「アイコトバ」「夜に咲ク太陽」「キキトドケタリ」「光」「エデン?」(新曲)「10年先未来」「笑って」「ランプウェー」「少年時代」「もしもキミが笑ったら」等々(抜けてる曲あるかな、順番は違うかも)、ほぼ2時間15曲くらい?をほとんど一息に駆け抜けた。

ああ、キキトドケタリの後のMC。今日のライブのタイトルは「叫バズニハイラレナイ」でみんなにも叫んでもらいたいよー、と話す愛ちゃん。会場はほぼ満席、100人近く入ったお客さんも、すごい反応。愛ちゃんの掛け声に、会場中から声が。グラフィティでは珍しいくらい、客席全体がブルブルバンドとシンクロして熱いアップ

確か「笑って」では、サビで会場にフレーズ毎にマイクを向け、その都度お客さんが歌う。お客さんも熱唱。おお、ブルブルのライブもロックでビッグな感じになってきたねえ。

MCで「最近、さけんだんだってなあ」と愛ちゃんから話をふられたユージ君。先日の平義孝の九州ツアーで泊まったビジネスホテルで、朝方、子どもの声で夢覚醒。うつつの中、目を開くとそこには綺麗な女性が迫ってくる。しかし、足がない!!「ヤメロー」と叫んだという小噺、いや怪談!?

と、そんなオチも挟みつつ、今日は話の余韻など全くなしで、ずんずん曲に突き進む。愛ちゃんも、尻上がりに声のボリューム感が増していく。キキトドケタリが、もう最高のノリで、最後のフレーズを決める愛ちゃんが格好良過ぎ。

練習鏡張りのスタジオでやっていたから、さんざん歌ってる最中のポーズとかも試行錯誤してるのだろう。ライブ中のどのポーズも絵になってるの。特に印象的だったのは「夜に咲く太陽」で音符花ひらく音符という歌詞のところ。両手胸の前から、両ひじを高く上げて、続いてリズムにノって手のひらを開きながらひじ起点に左右に開く。わあ、花がひらいたー!!カッコいい(これ多過ぎか、笑)


次回ライブの告知して、最後の曲「もしも君が笑ってくれたら」。名曲やね。そう歌う切ない主人公の心情がぐっときて、泣ける。盛り上げて「ありがとう」とステージを去るが、勿論終わらない。

会場の熱狂的なアンコールの手拍子で、この後ダブルアンコールにばっちり応えてくれた。まず「羽」「その風にのって」、セカンドアンコールで「夏に会いましょう」(これも新曲?)を最後まで歌い上げてくれた。

ブルブルのワンマンは格好良いし熱い。これだけやって、それでも愛ちゃんはもっと歌えそう。力出し切れて無かった?彼女が120%で歌ったら、どれだけ凄いのか、今後にさらに期待が膨らむ。

惜しかったのは、グラフィティのスピーカー。これだけロックな演奏なのだから、もっと音量上げて、重低音響かせ、ズンズンさせてもらいたかった。そうすれば、最初の限界ラインからみな立たずにいられない。最初で総立ちにさせようという目論見がうまくいかなかったのには、その辺にも理由あるのは間違いない。

もっとも、これだけのガンガンの演奏するなら箱を変えた方が良いかも。次回の東京ライブは渋谷O-Westとか。合ってるじゃないかな。さらにこの日、2010年、年末に大箱でやるぞー宣言も飛び出した。まだ未定みたいだが、楽しみだねえ。

どれ程の客を集めて、どれだけ盛り上げてくれるか。メジャー感がびしびし滲みつつあるブルブルの展開、目が離せないね。