そんなお天気に、ぴったりの野外ライブ、あるものだねー。大和市民まつりの屋外特設ステージにて、戸城佳南江ちゃん、木下直子ちゃん、そして2人のユニット「花粉症姉妹」の1年ぶりのライブやってるじゃないですか(って前から行く気でしたが、笑)。

駅前広場のステージにはずらーっと百席ほどの椅子が並び、その隣では各県の物産展の屋台から美味しそうな匂い。街路樹は新緑、日差しは暑いが、風はさわやか。賑わいの中で、地元ダンスチームの元気なパフォーマンスに続いて、戸城佳南江ちゃんがまず登場。
今日も素敵な歌声。彼女の声は今、個人的に最も胸がキュンとなるんだなあ(乙女かw)忘れてしまった初恋の味とでもいうか。髪を明るい色のショートボブにして大人っぽくなったが、軽やかなピアノの調べと、よく透る響く声が絶妙で、純心だった学生時代へタイムスリップしてしまう。
1)四つ葉のクローバー
2)桜
3)流れ星願い事
4)スピロデザイン
5)あいのうた
初恋の香りたっぷりな1)や3)、純粋な恋心に共感してしまう5)や(お前は乙女か再笑)、「スピロデザイン」の格好良さ。そして最近の個人的なヒット「桜」のしっとりした和の世界。近くに座っていたお婆ちゃんウケも桜がNo.1でした。
このステージの主催でもあるFM大和のパーソナリティーが一押しという紹介は、誇張じゃないと思う。特に最近は艶が増して魅力的だよね。
実は今日はゲストである2人ともFM大和で番組をやってた。その縁でこの大和まつりに何度も出ているとか。そういえばマワリーもFM大和で番組やってたなかったかな?
続いて木下直子嬢。「晴れ女」に生まれ変わったと自称するも、彼女が登場すると一段と風が強まったような。しかも、演奏途中から曇りだし、最後の方では気温もぐっと低下。実は、やっぱり、雨女系か(笑) しかも、何故この天気でその選曲という出だし。セットリストはこんな感じ。
1)あめふり
2)恋のかけら
3)ひまわり
4)私を守るもの
5)うたのことのは
6)生きとし生けるもの
あめふり…雨乞い?(笑)。てっきり雨のち晴れといった歌詞の「砂の花」とか、そのままに「空の青の色」とか歌うかと思ってたのですよ。それが、その後の2)でバラード、3)は夏の花だけど曇り空のイメージの曲。いやひまわりはいい曲なんだけど、今日は声がかすれ気味で切なさが増す。
そして母の日目前ということで、幼い頃頼りにし、握り締めると安心を得られた母親の手を歌った「私を守るもの」でしんみり。大和市民に対してイメチェンを狙っているのだろうか(笑)
ここで、曇りだした空模様を跳ね返すように、かつてのFM大和の番組テーマ曲で、明るくポップな「うたのことのは」。最後は彼女の持ち味のスケールの大きさを生かした「生きとし生けるもの」で、らしく盛り上げてくれました。
いやー、やっぱり実力あるアーティストのライブは楽しませてくれて、満足感がちがうねぇ。しかも、今日はフリーライブ。お礼にキャラメルポップコーン位差し入れせねば。
おっとまだ終わりではないよ。ここで再び戸城登場。2人で久し振り、「花粉症姉妹」を復活。実はこのユニットを聞くのは初めて。ハーモニーありの、掛け合いありの、明るいポップな3曲披露してくれた。
1)青空とドライブ
2)おかえり
3)南風と太陽
このユニットの基本形はツインキーボードだが、今日は時間があまりないのでシングル。2人が交互に演奏を担当する。1)では作曲の木下直子がキーで佳南江ちゃんがボーカル、2)と3)では逆に。多分、1)2)では、ルックスからは意外だが、響きの強い声の佳南江ちゃんがハモりでは主旋律で直子ちゃんが高音。南風では逆転したかな?今回は久し振りセッションだったが、練習重ねればかなり印象的なユニゾンを響かせそうな姉妹だね。
最後には風がかなり強くなっていて、直子ちゃんの楽譜が飛ばされ、スタッフが拾って回る一幕も。最後まで充実のステージ楽しませてもらいました。感謝。
気分良いので、もういっちょ、江古田に行ってみるかな