自分でも意外だったが、中に入って、3階の方に来たのは久し振りだと気付いた。多分、半年ぶりかな。コンフォートやスイッチは頻繁に来てるのにね。そして、来週12日(水)もここに渋谷めぐみを聞きに来ることが決まってる。続く時は続くから不思議。
さて、「今日が23歳最後の東京でのライブです」と、昨日聞いたような言葉にデジャブを感じた見田村千晴だ。あ、昨日は数字が逆ですが。彼女は5月15日で24歳。当日は下北沢mono recordでライブ。その前に名古屋と京都で5ステージもやるらしい。これから夜行バス乗ると言う。まだ若いのだ。
だが、その歌やステージのスタイルは30歳前後のギター弾き語りシンガー歴10年といっても通用しそう。独特の歌世界が確立していて、やや低い声は強く、際立つ弱声の表現力が染み入る。ストレートの黒髪を揺らしながら、楽しげにギターを弾く姿は美しくもある。凛々しい強気そうな眉もいい。
また、彼女の楽曲はかなり冒険的。フォークやブルースなどがベースにある感じだが、お決まりに逆らうようなコードや歌詞の切り方が、緊迫感のある太いボーカルと相まって独特。清家千晶がオルタナティブといわれるが、見田村も新しい何かを作り出しそうな予感がビシビシくる。試み次第で日本のアラニス・モリセットのようなアーティストになれるのではないか

若いのだから、もっともっと新しい音楽にチャレンジできそうだ。
初めて聞いたので曲名分からないのが多かったが、
1)?(溶けていく時、という歌詞が印象的)
2)歩いて
3)On the Stage
4)僕はあなたに恋してる
5)いつもそばにいて?(右のポケット?)
6)日当たりの悪い部屋で君と
気になったのが歌詞だ。なかなか意味深。彼女が歌うといい色気が香り立つ。昨日の川崎萌でも、別の女性にかいてもらったという女を感じる詞の曲の時だけは色気があった。詩はやはり、とても大事だ。それが実体験に基づくなら、歌に重みがさらに増すもの(歌唱力は前提だが)。見田村千晴には、そんな重さを感じたが、それは彼女の表現力のなせる技か。気になる。
この「気になる」存在だという事が、すでにアーティスト見田村千晴に惹かれてる証拠だね。
こんな感じで全6曲。いやー、物足りない。もっと聞きたかったなあ。彼女はライブの回数が多いから、これからまだまだ聞きに行けそうだ。個人的には、ヒグチアイに続く最近の大ヒットだね。
今夜は他にヤギシタプルート、南晋太郎、カンノナホの3人が天窓でていたが、特に感動せず。男性はみなギター上手くて参考になりましたが。