10/4/29 BlueBlue 平義隆@天窓switch | 音楽偏遊

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最近見たライブや気になるアーティスト、気に入った店や場所など偏った嗜好で紹介してまいります。アーティストさんへの言及などは、あくまで私個人の見解であり、特に中傷や攻撃を意図したものではないこと、ご了解下さい。

昨日、一昨日と仕事や急用でライブ聞いてなかった反動?という訳ではないが、この休日、昼夜2つのライブを梯子して、総勢30組のアーティストを聞いた。多過ぎないかって?これが間違いでないんだ。種明かしは後で。ただ、もう頭の中はごった煮。記憶も混乱しているからライブレポは、あっさりいこう。

では第1弾。恵比寿天窓スイッチにて、ブルブルと平義隆のツーマン!!

客席の大半は20~30代女子ビックリマークお目当ては平義隆。開場前から並んで入場してるから、椅子席は女性陣が独占。恐るべし集客力で、ブルブルファンは端の方で小さくなってる感じ。平ファンの女性はミーハーな感じではなく、普通のOL層。しっかり大人に聞かせる実力派男性アーティストと思われ、彼への期待も高まる。

まず登場したのはブルブル。いつものドラム小太郎君とベースを加えた4人構成。鍵盤担当のUJは、会場のスイッチにグランドピアノ据え付けなので、今日はアコースティックに。

1)光
2)窓
3)少年時代
4)夜に咲く太陽
5)キキトドケタリ
6)もしも君が笑ってくれたら
7)その風にのって
(何か違う気もしますが…)

声の調子良さそう。ブリーズライトもなし(笑)少し裏声がひっかかっていたが、こういう時にバンドで「限界ライン」「アイコトバ」聞くと最高なのだが、今日はアコースティックなバラード「光」から。女性客の反応悪くない。愛ちゃんの媚びないナチュラルさ、格好良いスタイルとファッションが好印象だった様子。何より腹の底からの裏表のない声が、女性にもストレートにズドンときたことでしょう。

「夜に咲く太陽」あたりから、熱を帯びて、「キキトドケタリ」の緊迫感と感情移入しやすい歌詞、曲のなかで描き出すドラマ性が、本日最高。逆にいつも、すっと心にくる「もしも君が~」が、あまり切なくなかったが。

最後の「その風にのって」まで熱唱に次ぐ熱唱。昼時から重たいくらい。ブルブルに癒し系やほのぼのを求めるのはお門違い。全力熱唱こそ、愛ちゃんだ。良かった。

続いて女性ファン待望の平さん登場。ジーンズにV襟の白シャツ、黒ジャケット。カジュアルだけど着崩れ感なく好感。美形ではなく野性的。歌い始めると、おおっ、男っぽいビックリマーク

張りのある声ではないが、力強いリズム感。ブルースっぽく、尾崎豊のようなテーストも。ギターをかき鳴らしつつも、うざいアクションはせず、堂々と正面を見据え歌う顔には厳しさが。真剣に音楽にかけてる姿勢が伝わる。伴奏のピアニストの風体はまるで野武士。いいねえ。

楽曲も硬派で、力強く腹の底から力が湧いてくる。こういう演奏聞いてると、自分もこんな風に格好良くステージに立ちたくなる。

アンコールでは、ブルブルも登場。平さんの曲をセッション。短いリハだけにしては、聞き応えあるハモりで、盛り上がった。

今回は、UJが平さんのツアーに参加するなどの縁で実現した企画。ブルブルは今後も、ワンマンとツーマンを多くやっていく意向。せっかくライブに行くなら、好きなアーティストはたっぷり聞きたいもので大歓迎です。その相手がこういう実力派だと、益々楽しい。是非、色々なアーティストと格好良いステージを今後も期待大だね。