10/4/19 玉城ちはるBirthdayワンマン@FAB | 音楽偏遊

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最近見たライブや気になるアーティスト、気に入った店や場所など偏った嗜好で紹介してまいります。アーティストさんへの言及などは、あくまで私個人の見解であり、特に中傷や攻撃を意図したものではないこと、ご了解下さい。

「Nudity~女30裸になる~」って、ちょー意味深タイトルだよねぇ。玉城ちはるさん、誕生日ワンマンライブにそんな文句を掲げて、やってくれました。潔く、スパッと!?いやあ見事な脱ぎっぷり。もう恥じるものない位に(笑)間違いなく、また一つ女を上げたね。

会場は、FlowerVoicesのホスト役を務め1年、いまや彼女のホームの1つとなった表参道FAB。そこには、彼女の三十路突入wを祝いに駆けつけた100人は軽く超す(150人位いたか)大勢のファンや友人らで満杯。多数の花束やフラワースタンドが入り口に並び、すごい熱気。そして始まったライブは、もう期待に違わず盛大なパーティーだ。

とにかく、余りにも内容盛り沢山で、全部レポするのは一苦労。終らなくなりそうなので、簡潔に記すね。

いつもテンション高い玉城ちはるさん、今日は一段とサービス精神を発揮する、する。ゲストたちとの掛け合いを楽しみ、トークで大爆笑を誘い、エンディングにかけては会場と一つになって大いに盛り上がり。何度も会場に感動の渦がトグロを巻いてたね。

通常でも高い彼女のテンションは、尻上がりに高揚。声が掠れるどころか、歌うほどに益々力強く、響きを増し、最高の熱唱につぐ熱唱で最後は大疾走だったよ。

さて幕開けは、アップテンポな曲と共に、FABの側壁に大きく映し出された今夜のイベントのポスターだった。音楽聞きながら「イェービックリマーク」と手をあげている、チューブトップを着た例の一枚ね。面白映像を楽しみにしていてねと、かねて話していたが、こうやって映すとは驚き。そういえば、ステージにスクリーン降りてないなあ。

客席が映像に気をとられている間に、いつもの玉城バンドの面々が登場。モジャ兄溝下創のギター、ベース、キーボード、ドラムという構成。そこにワンピに大きな花を頭につけた玉城ちはるさんが登場し、大拍手。愛されてますね。

そこからが長く盛り沢山な一夜の始まりでした。内容はセットリストと共に箇条書きするね。

1)ピンホールカメラ
2)凛音
3)好きだよ
4)恋待蕾
5)FUU
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▽ビデオ上映(2000~20004)
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ここからアコースティック。昔4年ほどユニットを組んでいた男性ギタリスト菅さんと古い曲を。衣装も白ワンピというより夜会用ドレスに胸に深紅の花のコサージュ(日の丸のよう笑。ゲストに対抗?)

6)シーファ
スペシャルゲスト大石由梨香嬢、色っぽく登場しONキーボード。2人の演奏で玉城嬢もしっとりと。
7)あの喫茶店
8)風になれば
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▽ビデオ(2005~現在)
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ゲストコーナー突入。
9)くすんだ壁(with伊藤サチコ)
10)宿題(同)
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続いて、モジャ兄のグループ、ラブハンドルズ登場。ひとくさり漫談して、「じゃ、後任せたから」と玉城さん退場(再び衣装替えタイムですね)
11)月がきれい(by LOVEHANDLES)
12)フレンド(同)
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玉城ちはる、今度はピンクタイツにハイヒールというPOPな姿で登場。胸には変わらず赤のバラ。
エンディングへ向け、再び玉城バンドで疾走。

13)宵花火
14)Sunny Day
15)幸福のダンス
16)シンカイノハモン
音符HappyBirthday音符
(ゲストがケーキ持って登場、斉唱)

17)emily(w/コーラス大石由梨香)
18)君が愛の種(同)
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アンコールの大拍手。最後はゲストとセッションで

en.1 Love Song(w/伊藤サチコ、ラブハン若林)
en.2 前を向いて(同)

上映したビデオは、2000年に劇団ひまわりに入団してからの軌跡を、謎のCMや幽霊?役演技、湯けむりリポート、競馬番組で予想外しまくりのアシスタント時代等々、爆笑モノ秘蔵映像のオンパレードで、積み上げた年輪を辿るもの。

もう、隠すものはないぞーっという恥ずかし映像ばかり。ねっ、見事な脱ぎっぷりでしょ(笑)

編集したのはマネージャーさん。素人なのにこのために編集ソフトを購入。しかも、玉城さんから注文がエンドレスに入るビックリマーク四苦八苦して、見事にエンターテイメントな作品に仕上げたね。ご苦労様でした。

映像は客席だけでなく、演奏者たちにも大ウケ(笑)映像後に登場したさっちゃんの一言目も、あのUFOに連れ去られた少年のその後が気になる、だった(玉城がリポーター役の家電販促映像の話、笑っ)。

大石由梨香嬢の色気もいいよね。笑いのツボ捉えている。しっとりアコースティックコーナーでの、「風になれば」は、大石さんのコーラスも格好よく決まり、素敵な夜会(というか少し懐かしい洋館のカフェかな)の幻想が映し出されてました。

そして、バンドによるラストコーナーからゴールへの直線。もうお客さんにも鞭が入りまくり、フィーバー状態。「幸福のダンス」「シンカイノハモン」の展開がピークだったね。客席総立ち…にはならなかったけど、心が一番グッときた。

この後に、由梨香嬢たちがケーキを持って登場。それも2つ。玉城の目にも涙しょぼんこれだけ多くの人にこんなに祝ってもらえるとは、幸せだよね。羨ましいくらいだ。

そして、大石嬢とエミリー。千晶ちゃんとだと、とてもアーティスティックな一曲でお気に入りなのだが、大石嬢とのデュエットもなかなか。いい雰囲気。

そして、沢山の感動と感謝を込めて、全てのお客さんに真心を込めて「君が愛の種」。「君と愛の種を植えよう」というサビを、いつも一語ごとに何度も繰り返すのがいつものパターンだが、この日はその繰り返しがエンドレス!!「君と、君と、君と、君と、君と、君と、……」と、お客さん1人ひとりと目を合わせ、手話で君と、と手を差しのべる。全てのその場にいた人が、玉城ちはると1対1の関係になる。その高揚を共有し、その全ての力を自分のものとしながら、さらに玉城ちはるが大きくなっていくよう。彼女の存在と100人超す客が一つになって膨れ上がって大団円。FABがここまで有機的な生き物のように、その体を振るわせたのを体感したのは初めて。素晴らしいライブなり!!

勿論大拍手はアンコールへ。しかし、みなさん、アンコール見て奇異に感じませんでしたか?そう、最初の曲はラブハンドルズの持ち歌なんですね。オイオイ、いいのかよ、とラブハン若林さんにまで突っ込まれながらも強行(笑)このスケール大きい曲でまた会場を一体にしてくれました。良かったよね、あの大合唱は。

そして、本当の最後には、玉城ちはるの渾身の名曲「前を向いて」。彼女が力強く歌うこの曲を聞くと、体の底から力が湧いてきて、よし、明日も頑張るぞという気になる。きっと多くの人が同じように感じてると思う。みんな、力が入った顔をしていたよ。

その他の説明は後で随時追加します。とにかくもう大満足!で清々しい気分。これだけ、ワンマンでお客さんを楽しませてくれる女性シンガーは、他にいないのではないか?来て良かったラブラブ

ちはるさん、幸せな誕生日おめでとうプレゼント