2月13日 フラボ終了の1 ヒメノアキラ、 Yeux | 音楽偏遊

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最近見たライブや気になるアーティスト、気に入った店や場所など偏った嗜好で紹介してまいります。アーティストさんへの言及などは、あくまで私個人の見解であり、特に中傷や攻撃を意図したものではないこと、ご了解下さい。

ハイネッケン提供FABpresents「Flower Voices scene49」を見に表参道に行ってきました。清家千晶ちゃんと玉城ちはるさんのダブルホストもこれで見納め。先週末の「If The Girls Are United」レコ発ライブは行けなかっただけに、こいつは逃せません。

と、ライブレポートする前に残念なお知らせ。


………。


ライブ最終盤にちはるちゃんから告知しょぼんなんとフラボは8月で終了ですとー!!そんなあ。

思えば(って当時は知りませんが)、初代ハセガワミヤコ、2代目拝郷メイコから始まって、池田綾子(、辻香織、そして先代SHUUBI(2年間)とホスト役のバトンを受け渡し、昨年から今の2人まで足掛け10年続いた企画。毎回、その時々のホットな女性シンガーをゲストに迎えて今回が43回目。この間のライブ音楽シーンを牽引してきた一線の女性アーティストが軒並み登場しているともいえそうです。ちなみに長谷川都さんがホストになる前の2002年は毎回違うアーティストが出ていたようです。

フラボはホスト役がゲストを招く形で毎回続いており、各ホストが是非紹介したいというお奨めアーティストが登場します。それだけに、実力がある歌手が多いのも事実。FAB側が選任するホストは、当然最前線で華になれるアーティストたちです。ミヤコさん、メイコさんがその証明で、今の玉城・清家も実力十分でしょう。

それが分かっているから、この企画にファンも付いていたのになあ。これからホストになってもらいたかった若手女性アーティストはたくさんいる。ホストやっていない歌手ではフラボ最多出演ではないかと思われる伊藤サチコさんも良いし、河合杏林やいいくぼさおり、arp、Cheri、BlueBlue愛ちゃんとか、あずままどかでも面白いし、個人的に好きな渋谷めぐみもいずれシーンに登場した暁には候補にしてもらいたかったが。

ハイネッケンさん、やっぱり続けませんか?もしくは別のスポンサーさん、企画引き継ぎませんか?統合が破談になったサントリーやキリン、夢を追う女性シンガー応援してます、とイメージアップできますよ?

マクドナルドのVoice of McDonaldに対抗する企画にモデルチェンジして、全国のお酒提供している店でアルバイトしてるシンガーを対象にするとか。色々なアイデアは浮かぶのですが。


さて、もう1つの注目が次のホスト役。みなが気にしていた点だ。玉城ちはるさんが「発表します。次は………私ですビックリマーク

…。

会場も「はい、はい、ボケはもういいですよ」的な雰囲気に(笑)。千晶ちゃんもすかさずそう指摘。

それで、誰?と心の中で少なくとも会場にいた100人ぐらいが突っ込み入れたと思われますが、「いや、ホントですって」と玉城さん。みな、???状態。

で、改めて説明があり、清家千晶さんだけがホストを終えて、玉城さん継続なんだとのこと。しかも、ダブルホスト体制は変わらず、代わりの「新ホストはこの人です。松本英子~ビックリマーク」と呼び込まれて松本さん登場。玉城さんが千晶ちゃんを「珍獣だから変わることに(笑)」みたいな相変わらずの毒舌。フラボは残り3回?ということでショートリリーフ的な人選だったのですね。


このままではライブの最後を先に書いてしまいそうなので、ここらでレポートに戻ります。
トップバッターはヒメノアキラ

セットリスト
1)Goodday Sunshine
2)愛の名前
3)引越しの夜
4)     (忘れてしまった・バラード)
5)勇敢な鳥

ステージ中央にキーボード。その上が鹿やキリンのフィギュアで動物園状態。マイクには一羽の鳥が(笑)セキレイだろうか。サポートはベースとドラム。やはり、曲をリードするのは彼女のキーボード。最初の曲はアップテンポの良い曲だが、彼女の声が地声そのものって感じで、歌い手として技量を感じられない。どうしたのかな。2曲目の弾む感じはなかなか良かったが。3曲目はaiko風。ただaikoと比べると、どうしても曲の作りこみ・歌いこみ、結果として現れる完成度の部分で粗さが目立つ。ただ「勇敢な鳥」はやはり感動的な名曲ですね。


幕間にホストのMCがあるのもフラボならでは。いつもは玉城さん一人なのだが、この日は千晶ちゃんも登場。ホストになって初めてでは?と玉城さんに指摘されていたが、その掛け合いは漫才。普通、これで最後となったら、また会おうねとなるのがガールズなのに、私たち2人は「終わったら、2度と会わないね」「そうだね」との会話になったとか。お互い緊張しちゃって、仲良くないしねー、とか明るく話せて嫌味でないのは玉城ちはるならでは。爆

2番手はYeux.。大阪で活動している歌手で、なんとなくテンションが低い。だが、よくあれだけの高音をPOPの作法で出せるものだとは思うが、声質はどちらかといえばハスキー。金属的な硬質の硬さは好き嫌い分かれるところ。声帯は強そうで、歌い込んでいるのは分かる。

曲名はよく聞き取れなかったが、どの曲もスローなバラード系。急激な眠気に襲われる。周囲を見ると、こっくりしている客も。熟睡時に増えるというデルタ波が出ているのではないか。ドラムの刻みと、スローな曲のテンポ、彼女のボーカルが調度いい感じだった。


そしてフラボホストとして最後になる清家千晶が3番手で登場。詳細は「その2」で。