最近、清家千晶と峰香代子がiPodのヘビロテになってる偏遊です。
ここに書いてる事って、僕の偏向した好みに基づく私的な日記なので、論理破綻していても許して下さい。事実関係の間違いなどありましたら、どしどしご指摘下さい。コメント歓迎、リンクフリーです。
と断ったのは、本日は間違ったこと書くかもと懸念してるからに相違ありません。あいすません
で、インディーズって何と考えてみます。
前日のブログの最後に、他のアーティストと並べて、峰香代子さんにも少し触れてますが、彼女はavexなのでメジャーだろうと言われます。
では清家千晶はというと、2001年にデビューして昔は東芝EMIからアルバム出していたと思います。が、今はインディーズとして活動してます。Cheriも同じ東芝EMIから2003年にデビューしてますが、1年で契約終了して今はインディーズのようですね。
1999年デビューの大黒美和子さん(当時は別の芸名でした)も昨年日本クラウンを離れてます。
渋谷めぐみや千佐都は、インディーズでしょう。
拝郷メイコの活動ぶりや最近のオーラはメジャーですが、現在はオリジナルレーベルで活動中です。
女優として知られる玉城ちはるはメジャーだとおもったら、レコード発売はインディーズですね。
arpはどちらでしょうかね?
こうして見ると、2つの基準が混在してるようです。狭義に言えば、メジャーなレコード会社からアルバムやシングルを発売していることのようです。広義にとれば、その活動や知名度がメジャー級かです。
その前段階で音楽事務所に所属するというステップもありますが、事務所は大小ピンきりで、それだけでは判断できません。
ここからが本題です。ではメジャーになる手段は主要レコード会社に認められる事が絶対でしょうか?
かつてはほぼYESでした(逆輸入はありましたが)。 それが現在、必ずしもYESでは無くなりつつあります。
例えばゆずが、伊勢佐木町の路上で地元では有名になっていても、大手レコード会社からデビューして始めてメジャーになりました。地方で人気でも、全国で名前が知られ、全国でアルバムを購入できることが、メジャーの条件でしたから。
つまり全国規模の流通を握る企業と組まなければ、メジャーにはなれなかった訳です。テレビ出演もそうした企業のプッシュが必要だったのです。
ところが今、全国規模のCD流通は、大手企業の独占ではなくなりました。そう、ネットで何でも買えるようになったからです。
CDを焼くことも、かつてのように専門家の特権ではなくなりつつあります。レコーディングの技術者も、徐々に手配できるようになりつつあります。
全国規模の広告宣伝も、大手の独占ではなくなりました。ネットの口コミが今や大手も無視できない販促媒体に育ったからです。
テレビや新聞の広告収入が急激してます。見ない人が増え、広告効果も測定できないとあっては、この不況期に大企業だって昔のように広告費出しません。天下の電通の社員も青くなり、飲み会も居酒屋にダウングレードしてます。
勿論、テレビ神話は健在です。いまだテレビに出なくなったら過去の人とみる大衆がいるからです。
ただ、そういう大衆に関係ない所からであれば、主要レコード会社を通さずメジャーになれる可能性は間違いなく広がっています。
Greeeenは福島県郡山市で知られた存在でしたが、全国的にはauの着ウタで火がついてからです。峰香代子はモバゲーのコンテストで脚光集めました。
勿論アンテナが高いメジャーな音楽関係者が、早くからツバをつけ仕掛けた側面もあるでしょう。でも彼らもハラハラです。昔のように必ず頼られる絶対的な存在でなくなり、アーティストには別の選択肢もあるのですから。
では、アーティストはどうすればいいのか。ここからは、やや初心者向けの話ですが
自身は良い楽曲を作り、精力的にライブや路上で発表し、歌唱力を磨き、1人でも多くの人に応援してもらう事です。これは昔も今も変わりません。
ただ、活動の支援者を意識的に集める事が重要です。特にネットや映像に強いスタッフが望まれます。彼らに動いてもらうことで、大手に頼らなくても、もしくは大手に注目させるだけの、「発信力」を手に入れること。そこが21世紀のアーティストに今後ますます重要になっています。
事務所選ぶ際も、その点は重視すべきです。
MySpaceのCD制作機能や販売ルートは使えます。映像作れる支援者がいれば、PVをYouTubeにあげられます。支援者には様々なネット投票を依頼し、ブログで書き込んで貰うことも第一歩です。相互にリンクをはりSEO対策をすることも基本でしょうか。
アーティスト本人は、ライブハウスの店長や、様々な演奏家、プロデューサーなど音楽関係者へ、アナログに人脈を広げましょう。実力さえあれば、ちゃんと注目してもらえるはずです。
一定以上の動員力と、レコード販売枚数を確保できれば活動の幅も広がるでしょう。地元ラジオに出るチャンスもできるかもしれません。ライブの声もかかるでしょう。
間違いなく、時代はインターネットの普及で変わりつつあります。UGC(ユーザー・ジェネレイテッド・コンテンツ)つまり一般人が作り出した音楽や映像、記事などがネットの世界を埋め尽くしつつあるということです。玉石混交です。それでも、かつてありえなかった一般人参加型の舞台が整ってきているのです。インディーズにはチャンスともいえましょう。
それは、つまり、主要レコード会社からデビューすることをメジャーとする定義そのものが、意味を失いつつあることに違いありません。