11月7日 X LIVE 2009@BASIS | 音楽偏遊

音楽偏遊

最近見たライブや気になるアーティスト、気に入った店や場所など偏った嗜好で紹介してまいります。アーティストさんへの言及などは、あくまで私個人の見解であり、特に中傷や攻撃を意図したものではないこと、ご了解下さい。

<IMG src="http://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/038.gif" alt="音符" class="m">ちょー楽しかったビックリマーク

これだけステージと客席が一体となって、熱くなり、笑える音楽ライブイベントは、そうない。何って?そう横浜・関内で毎年開催され、今年で6回目となる「X Live」だ。

出演バンドのメンバーは基本的に素人ばかり。しかも、いずれもこの夜限りの即席バンド。しかも×2、日常は仕事を持つアラフォー男女たち。だからお世辞にも、技量ではプロや連日ライブやっているグループなどにかなう訳も無い。でも自分たちがとにかく楽しむんだと弾けてる。客席もほとんどがアラフォーか、その子供(笑)。企画を立ち上げたのが昔の同級生の集まりだから、聞きに来る方も同窓会とその友達的なノリ。普段は主婦の女性陣も、この日ばかりはあの頃に帰って、大声援を送り、フロアで踊り出す。集まりも集まったり。客席は200人近い中年らで立錐の余地なしだ。


出演者や演目決定の仕組みはこうだ。毎年出演希望者を夏に募集し、やりたい曲を各自が提案、「僕この楽器できるよ」「私ボーカルやりたい」と希望を組み合わせて即席グループが続々と誕生。今夜に向けて練習してくるというもの。だから、選ばれる曲はアラフォーの青春の一曲ばかり。中森明菜や今井美樹からバン・ヘレン、TOTO、アース・ウインド・エンド・ファイアー、シンディー・ローパー、はたまた清志郎になりきってる。

しかも、そこからひとひねり。グループごとにカラーを変えてジャズ、歌謡曲、ボサノバ、ダンスミュージック、ブルース、はたまたアフリカンビックリマークといったコンセプトで衣装やアレンジまで考えている。だから青春のゴールデンヒットメドレーを、飽きずに色々なテイストで楽しめる。それを同級生たちが頑張って演奏している。見ている方もみな笑顔だ。◯ちゃん、ガンバレーと声援がしきり。

We are the Worldの演奏が始まったら、会場のそこかしこから大合唱状態。まさに、会場が一つになってる。楽しい。

いつかは自分のステージの上へ。
ちょっと本気で考えた夜だった。