廻田彩夏が活動休止(悲) | 音楽偏遊

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最近見たライブや気になるアーティスト、気に入った店や場所など偏った嗜好で紹介してまいります。アーティストさんへの言及などは、あくまで私個人の見解であり、特に中傷や攻撃を意図したものではないこと、ご了解下さい。

表題の通り、まわりーが活動休止を自身のブログで発表しました。
前から学生活動との両立大変で、ライブを減らすことになるとは話していた。
大学3年生で進路の問題もあることは分かっていた。だから、まわりーブログについた
コメントを読むと、ファンのみなさんはあまり意外感を持っていない様子。
かくいう私も、まず学業修得し生きる道をしっかり見極め、将来を託すに足る職業をつかみ
取って欲しいと思う。彼女は社会人として世界規模の大きな仕事できると思うので。

ただちょっと寂しいね。来夏ごろには、またライブ活動再開すると思うけど、暫くあの自由で生き生きとした歌声を生で聴けなくなるのは。廻田彩夏はライブで元気と笑顔を分けてくれる素晴らしいアーティストだから。まあ、彼女本人が、自分が生き続ける限り決して音楽を止めることはない、と言ってるので、安心だけど。

前にこのブログでも書いたけど、個人的に応援していたepocholというグループも、ボーカルのしおりちゃんが大阪の実家に帰ることになり、最近は活動休止中。神山みさも制作活動や自身の求道に暫く重点を移すようで、ライブ本数や我々との接点が減りそうだ。最近、こうした話が多い気がする。

人生には色々なステージがある。その時々でベストを尽くすべきことがあり、それを怠ってはいけない。
一度、サボり始めると転がり落ちてしまうから。だから、みんな頑張って欲しい。

ただ音楽家というのは難しい。創造や想像、創作、表現には心の豊かさが重要で、放出しつつも蓄積しなければスランプや自己不信に陥りかねない。その中で高みを目指すとなると、捨象することや自己犠牲を求められる局面もあるだろう。その時、何を拠り所とするのか。しっかりした目標や信念が問われる。そして意識的に音楽的素養を広げ深める努力、自分の体を楽器として使うためのトレーニングも重要だ。

またアーティストの中でも音楽家は画家や作家と若干違って、聴き手(もしくはファン)とのコミュニケーションが音楽を磨くうえで重要になる。孤独で自己完結して満足する人もいるかもしれない。でも、ライブで聴き手と響きあう感動、客の冷淡な反応や路上で浴びるブーイング、あるいはCDの販売などがなくして活動を続け成長することは難しい。そのいずれも歌い手を育てる要素だ。当然といえば当然。だからコミュニケーション能力も重要になる。

それだけで食べていけるアーティストはほんの一握りしかいない。チャレンジングな人生だ。それでもステージの上で光輝ける生き方は羨ましくてしょうがない。可能性を持ち、挑み続けている彼ら、彼女らを応援することしかできないが、見守り続けたいと思う。