会場は保土ヶ谷公園にあるかながわアートホール。家から近いので覗いてきた。みな力の入ったパフォーマンスで、会場は結構盛り上がった。
準決勝は学生部門、カバー曲部門、オリジナル部門の3部門それぞれア10組出場し、各部門4組が12月23日の決勝大会へ進出できる。実力ではオリジナル部門が総じて高いが、カバー曲部門にも面白いグループがいて楽しめる。
2日あるので各部門から昨日5組、今日5組でてそれぞれ2組が決勝にでられるという仕組みだ。ソニーやヤマハ、FM横浜などからの審査員と観客投票の結果を合わせて選出する。
昨年、オリジナル曲部門を制したのが廻田彩夏

昨年のグランプリアーティストの冠に恥じないパフォーマンスを見せなければ、と思い「やりづらかった」と終演後、司会に告白。いやいや、圧倒的にプロっぽいステージでした。司会者も昨年のコンテスト参加時に比べ、一段と表現力や舞台振る舞いが上達していて感動したと感嘆していた。
セットリスト
1 カシグレ
2 イチバン♪
3 キンモクセイ
4 チャルララ
5 ツナミ
(サザンのカバーwith 昨年の学生部門グランプリの1人、ロックスの大石啓太と)
6 Colored Rainbow
もう冬にならんとするこの時季、カシグレは聞けないだろうと思いきや、いきなり最初に持ってきた。ラッキー♪
しかも、グランプリ受賞者として他の参加者に負けられんとの思いからか、いつにも増して力入ってる感じ。そのせいか軽妙感が少しないけど、声が伸びやかで力強い。歌い始めた途端、500人以上着席で入る天井の高いホールを、マワリー色に染めた。今日出演した15組の誰もできなかったこと。このレベルなら、マワリーが昨年グランプリ獲ったのも当然か。
2曲目に、昨年のグランプリ受賞曲の「イチバン」。サビの


拍手が起こるなか、続けざまにキンモクセイ。客席で打ち鳴らしていた手をピタッと止める瞬間の息飲む音が聞こえた。うまく注意引き付けてる。
チャルララの後に、大石啓太君を呼び込み、「神奈川出身の歌手のラブソングということで、2人でケンカしながら曲決めました。あ、嘘です」とMCも場慣れしていて軽妙。彼もさすがグランプリ、上手いし、声にも色気があって、サビの2人のコーラスも絶妙。
水曜にある彼のバンドのライブに彼女も出演予定。その前日の3日の休日には昼の立教文化祭と夜の天窓コンフォートのダブル。ハードだな。でも、今日の声の感じは引っ掛かりもなく、絶好調のようなので、マスクとかして喉を大切にしてれば、ばっちり乗りきれそうだ。安心。
最後は歌への想い、「笑顔を世界に」と語ってカラード・レインボー。大拍手だった。10日で5つライブ、頑張れ。
さて、マワリー以外にも注目アーティストが何組か。全6組の決勝進出者は予想通り。それだけ、彼らの実力が明白だったってこと。一番はオリジナル部門のRoseHip。まあ、場慣れしてるし、ラテンな曲想が港町ヨコハマに似合ってた。
個人的なイチオシは高校生バンドでカバー曲部門2位だったほっぴんず。ライブの経験積んでないのに、かなりいい。UVERWORLDの曲(男性Vo)を、女子高生ボーカルが歌ったが上手い。低音がしっかり出ていて、音感もあるし。またドラムの男の子がきっちりリズムや強弱作っていてグルーヴ感作っていた。決勝へ向け練習積めれば、まだまだ伸びる。12月の決勝いい所行くのでは。
学生部門でも、この日の全体のトップという緊張強いられる出演順ながら、明るく元気なステージで場を作った劇団マーキュリーが高評価。カバーの1位だったBREYはファッションやボーカルの個性が光った。もう少し高音が綺麗にでるとなお良いが。
さて、前日に決勝すすんだ6組と合わせて12組の中で、今日の決勝組が何処までやれるか楽しみだ。