Ray into the Darkness | 音楽偏遊

音楽偏遊

最近見たライブや気になるアーティスト、気に入った店や場所など偏った嗜好で紹介してまいります。アーティストさんへの言及などは、あくまで私個人の見解であり、特に中傷や攻撃を意図したものではないこと、ご了解下さい。

昨夜のライブを見て、こんな組み合わせのライブあったらなあ、と思ったのが以下。

OA 千佐都
倉沢桃子
堀川ひとみ
一ノ宮頼子
清家千晶

出演者5人としたら、この人選でタイトルは表題の通り。邦訳すれば「闇の中の光」。どうだろう。

トップは「日本一暗い女子高生唄歌い」(鉄平)と言われる千佐都。山崎ハコや中島みゆきのような、恨み節を唸る。

倉沢桃子は、会場の空気をピーンと張りつめる。暗い静寂の世界に、正確なアコギの刻むリズムと、高揚しない冷静で言葉明瞭な歌声が静かに響く。

堀川ひとみが、その闇の世界から明の世界へ、か細く青白い腕を差し出す。背筋が凍るような深みに客はおののく。

一ノ宮頼子のジャジーで掠れた声に哀愁が漂う。冬の日本海から吹き寄せる冷たい風に体が震える。

そして清家千晶の孤独と無常感を秘めつつも、力強く歌い上げる内なるエネルギーの奔出に、末法の灯明を見出だす。

うーん、ライブ後にズーンと心が重くなりそうだ。最後の千晶さんの熱唱でカタルシスはあると思うが…

それに、それぞれ比較的明るい曲もあるし…

でも、こういうの結構好きなんだよなあ。

明日はHeartbeat Nightと題したブッキング考えてみる。すでに頭のなかには素案あるけど(笑)