TeddyParty2周年企画@吉祥寺スターパインズカフェに行ってきました。
懐かしき吉祥寺。大学4年間、この近くに住み井の頭公園や焼鳥屋、曼陀羅、虎やの羊羮、チキン料理のレストラン、ペニーレイン、書斎バー、etc.
山のような思い出が、ちょっと歩いただけで蘇る。ライブやめて、懐かしの店に飲みに行こうかと思った。この胸一杯膨らんだ想いより今夜のステージ楽しめるだろうか。先回りして言えば、最後は大満足。ただ途中までは消化不良だった。
今宵はなんといっても最後を盛り上げてくれた「iora(アイオラ
)」だ。ラテンの血が騒ぐ素晴らしいライブだった。「太陽と風のジプシーデュオ」という紹介文句。「フラメンコ」と「和」と「サンバ」「ルンバ」などなど様々なルーツの音楽が織り交ざった、まさに国境を越えた遊牧民的音楽が繰り広げられた。
自分は基本的にはラテン系。ノリがじゃなくて好みの音楽がだが。暇ががあれば六本木サルサバーに行って、サルサを踊りまくってた日々を思い出した。熱が冷めて足が遠のいていたけど、熱い血を呼び覚まされた。
アイオラは単にノリがいいだけのダンスバンドじゃない。芸が細かい、もとい、芸の幅が広い。そして上手い下手だったらこんなグルーヴ感生まれないよね。
ボーカル桃さんとギター周さんの2人編成でアイオラ。ライブでは打楽器系やベース、ピアノ、踊り絵師()ら加えて最大11人でアイオラキャラバンという音楽旅団を編成することもあるという。今夜は、フラメンコギター大熊功と尺八(
)熊本圭吾の2人を2曲目から加えて4人編成に。それで十分。一糸乱れぬ演奏、分厚いリズムと音色。地下一階と二階が吹き抜けの上方空間の広いライブハウスは完全にアイオラ色の空気で満たされた。これ、他の演奏者ができなかっただけに、より際立った。
周さんのルンバギターが凄くいい。力入ってると感じさせない所が憎い。思わず自分の足が軽やかにリズム刻み始めてしまう。スタンドだったら踊ってしまうね
桃さんは、リズム感たっぷりに大きなアクションをつけながら、情熱的な曲では音を外さない力強いボーカルでグイグイ引っ張られる。一転、和風な曲では抑えた周さんとのコーラスとユニゾン。最後の曲では、フルートを握り尺八と掛け合いまで披露。サービス精神たっぷりだ。
1)アスールと三つ子のラクダ
2)蒼き街ジョドプール
3)十字峡
4)雷鳥
5)?
6)blanco blanca
7)オーガ(アンコール)
この日はアルバム「Azul」発売後のツアー最終日。キャラバンで沖縄と九州回って、ゴールの吉祥寺にたどり着いたという。きっと凄いパワーで行く先々の人々を魅了してきたんだろ。
ライブ後に購入したアルバムAzulとBlancoを早速iPhoneに入れて聞いている。愉しい目を閉じて聞いてると、どこかの異国にいるような感覚に。次のライブも要チェックだな