10月6日 宮腰理 谷口深雪 @代々木bogaloo | 音楽偏遊

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久々の代々木ブーガル。開演に遅れ1950頃到着。

入ると左半分に男の客、右半分に女性客とくっきり2分割状態。谷口深雪のピアノの手元に注目する一部の男客が先に来て、ピアノ前を占拠。後から来た女性らが離れて右側に座り、その後来た客が倣ったのだろう。

二番手の黒木磨美さんの途中から聞く。初めて。ネットで調べるとテレビの二時間ドラマ出演で幾度も名前が。同一人物なのかな?女優で歌手というと、倉沢桃子さんがすぐ浮かぶが…
歌はライトなBGM風。さらさらと喉奥や腹を使わず口ずさむ感じ。

3番手に宮腰理 が登場。客席右側がざわつく。スリムな長身、黒スーツにソフト帽で長髪でハンサム。ピアノも軽やかにラグタイム風のアップテンポの曲を弾きこなす。女性ファンが多いのも納得。「格好いい~ビックリマーク」の声援も。

しかし、嫌なヤツじゃなかった。福井出身で「なまりは故郷の誇りですから変えません」とMC。歌い方もオシャレでなくて素朴。最初2曲はオシャレなオールドアメリカンな曲で、少し似合わなかったが、3曲目からフォーク調に急転し、しっくり。

3 河島英吾風の「悲しくて」
4 フライイングキッド風に「AllNightLong」
5吉田拓郎風に「離れたら」?
6「待ち合わせ」
7BEGIN風に「つるつる一杯ついでくれ」

拍手求め、歌わせて、客席に飛び降り、お店にビール持ってこさせ、賑やかに。もちと歌が上手くなると良いが、十分楽しめた。

彼が退くと、客席右半分が一斉に消え、残りは左半分のおっさん達ばかりに(笑)最後に登場した谷口深雪 も、「ノリノリの後で何か場違いな感じですが…」「こっちにお客さん固まってますね~」と怪訝顔(笑)

それでも、しっとりしたバラードばかりの選曲で自分の世界を作っていたのは、さすが。少々単調な感じはありましたが、4曲目のエコーをかけて、青と緑のライトに包まれて歌った曲では、ブーガルがまるで海の底、月明かりに仄かに照らされた水中にいると錯覚するような世界観に浸らせてくれた。今夜のベストでした。

少し声がかすれ、鼻が通ってないような箇所もあったが風邪気味だったのかな。天候不順で急に寒くなってきた昨今、歌手の皆様にはつらい季節。喉を大切にして、風邪などひかれませんようお気をつけ下さい。

そして気になるのが台風台風8日夜、東京を直撃しそう。どうなる!?タイニーサンのワンマンライブ!!