前回は、「テモテへの手紙一5章」を紹介しました。
聖書を読む目的は、御言葉を実践に繋げていくためです。
単に、知識を得るためだけに終わってしまっては、宝の持ち腐れになってしまいます。
聖書を読むことによって、如何に実践に繋げ、如何に自分の信仰に深みを与えていくかが重要になってきます。
単に、物語や歴史的事象を読み解くだけに満足してはいけないのです。
如何に己の信仰に活かし、実践していけるかが重要なのです。
そのことを、常日頃から教えてくださっているのがRAPTさんです。
○RAPT有料記事762(2023年7月29日)全てのよこしまな心をなくし、神様をまっすぐに一筋の心で愛してこそ、真理を無限に悟り、吸収し、サタンに完全に勝利し、偉大な大使徒へと成長できる。
このRAPTさんの御教えを念頭に置きながら、今後も聖書紹介を続けていきたいと思います。
そこで今回は、「テモテへの手紙一6章(最終章)」を紹介します。
この手紙は、教会の中でもリーダー格となる存在であったテモテに宛てて書いたパウロによる第一通目の手紙です。
パウロにとってテモテは、最も信頼のおける弟子の一人であり、また息子の様な存在であったことが、冒頭の挨拶文から読み取れます。
わたしたちの救い主である神とわたしたちの希望であるキリスト・イエスによって任命され、キリスト・イエスの使徒となったパウロから、信仰によるまことの子テモテへ。(1章1〜2節)
教会での儀式のやり方や教会の責任者となる「監督」や「奉仕者」に関するすすめなど、手紙の大部分は牧師としての行動がどうあるべきなのかについて書かれています。
また、この手紙には個人的な生活習慣、偽教師達についての注意、罪に陥ってしまった教会員や、やもめ、長老や奴隷達に対する教会の責任についての教えにも触れています。
手紙全体を通して、パウロのテモテに寄せる期待と愛が私たち読者にも伝わってきます。
キリスト教の基本的な教えを学ぶ上で最適な指導書としての役割を、この手紙が果たしていることを感じ取りながら、じっくりと読み進めていきたいと思います。
それでは、「テモテへの手紙一6章(最終章)」の本文に入っていきましょう。
(新約聖書〈新共同訳〉より抜粋)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
テモテへの手紙一6
1軛の下にある奴隷の身分の人は皆、自分の主人を十分尊敬すべきものと考えなければなりません。
それは、神の御名とわたしたちの教えが冒瀆されないようにするためです。
2主人が信者である場合は、自分の信仰上の兄弟であるからといって軽んぜず、むしろ、いっそう熱心に仕えるべきです。
その奉仕から益を受ける主人は信者であり、神に愛されている者だからです。
大きな利得
これらのことを教え、勧めなさい。
3異なる教えを説き、わたしたちの主イエス・キリストの健全な言葉にも、信心に基づく教えにも従わない者がいれば、4その者は高慢で、何も分からず、議論や口論に病みつきになっています。
そこから、ねたみ、争い、中傷、邪推、5絶え間ない言い争いが生じるのです。
これらは、精神が腐り、真理に背を向け、信心を利得の道と考える者の間で起こるものです。
6もっとも、信心は、満ち足りることを知る者には、大きな利得の道です。
7なぜならば、わたしたちは、何も持たずに世に生まれ、世を去るときは何も持って行くことができないからです。
8食べる物と着る物があれば、わたしたちはそれで満足すべきです。
9金持ちになろうとする者は、誘惑、罠、無分別で有害なさまざまの欲望に陥ります。
その欲望が、人を滅亡と破滅に陥れます。
10金銭の欲は、すべての悪の根です。
金銭を追い求めるうちに信仰から迷い出て、さまざまのひどい苦しみで突き刺された者もいます。
信仰の戦い
11しかし、神の人よ、あなたはこれらのことを避けなさい。
正義、信心、信仰、愛、忍耐、柔和を追い求めなさい。
12信仰の戦いを立派に戦い抜き、永遠の命を手に入れなさい。
命を得るために、あなたは神から召され、多くの証人の前で立派に信仰を表明したのです。
13万物に命をお与えになる神の御前で、そして、ポンティオ・ピラトの面前で立派な宣言によって証しをなさったキリスト・イエスの御前で、あなたに命じます。
14わたしたちの主イエス・キリストが再び来られるときまで、おちどなく、非難されないように、この掟を守りなさい。
15神は、定められた時にキリストを現してくださいます。
神は、祝福に満ちた唯一の主権者、王の王、主の主、16唯一の不死の存在、近寄り難い光の中に住まわれる方、だれ一人見たことがなく、見ることのできない方です。
この神に誉れと永遠の支配がありますように、アーメン。
17この世で富んでいる人々に命じなさい。
高慢にならず、不確かな富に望みを置くのではなく、わたしたちにすべてのものを豊かに与えて楽しませてくださる神に望みを置くように。
18善を行い、良い行いに富み、物惜しみをせず、喜んで分け与えるように。
19真の命を得るために、未来に備えて自分のために堅固な基礎を築くようにと。
20テモテ、あなたにゆだねられているものを守り、俗悪な無駄話と、不当にも知識と呼ばれている反対論とを避けなさい。
21その知識を鼻にかけ、信仰の道を踏み外してしまった者もいます。
恵みがあなたがたと共にあるように。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(テモテへの手紙一6章より)
聖なる神様、ありがとうございます。
上記の聖句を通して、偽りの信仰に陥らないように、正しい信仰の道へと私たちを導き、教え諭していただいていることに感謝します。
私たちが目指すのは、偽りの神(サタン)を拝む宗教や、表の顔と裏の顔が異なるパリサイ派・律法学者のような欺瞞を帯びた偽りの信仰ではありません。
神様の御心とは異なる教えを説き、私たちの主イエス・キリストの健全な言葉にも、信心に基づく教えにも従わない道は、偽りの信仰です。
偽りの信仰者は高慢で、真理を知らず、偽りの教理に従って議論や口論に病みつきになっています。
そこから、ねたみ、争い、中傷、邪推、絶え間ない言い争いが生じるのです。
これらは、精神が腐り、真理に背を向け、信心を利得の道と考える者の間で起こるものです。
彼らが考える利得の道は、己の肉欲を満たすための手段でしかなく、仮に、一つの肉欲が満たされたとしても、また、さらなる肉欲が次から次へと湧き起こり、止まるところを知りません。
金持ちになろうとする者は、誘惑、罠、無分別で有害なさまざまの欲望に陥ります。
その欲望が、人を滅亡と破滅に陥れます。
金銭の欲は、すべての悪の根です。
金銭を追い求めるうちに信仰から迷い出て、さまざまのひどい苦しみで突き刺された者もいます。
彼らには神様の愛が見えず、彼らの霊魂はいつまで経っても満ち足りることを知らないのです。
もっとも、信心は、満ち足りることを知る者には、大きな利得の道です。
なぜならば、わたしたちは、何も持たずに世に生まれ、世を去るときは何も持って行くことができないからです。
食べる物と着る物があれば、私たちはそれで満足すべきです。
肉欲に振り回され、目先の利得を追い求める者は悪の道に引き込まれてしまうのに対し、肉欲を制御し、永遠の命を追い求める者は天国という大いなる利得を得ることができるのです。
どうか神様、正義、信心、信仰、愛、忍耐、柔和を追い求める者となれますように。
最後まで信仰の戦いを立派に戦い抜き、永遠の命を手に入れることができますように。
命を得るために、真の信仰者となれますように。
私たちの主イエス・キリストが再臨され、中心者RAPTさんによって完全な真理が示されたのですから、今こそ、おちどなく、非難されないように、天の掟に従順な者となれるチャンスです。
神様は、定められた計画通り、この終わりの時にキリストを現してくださいました。
神様は、祝福に満ちた唯一の主権者、王の王、主の主、唯一の不死の存在、近寄り難い光の中に住まわれる方、だれ一人見たことがなく、見ることのできない方です。
この神様に誉れと永遠の支配がありますように、アーメン。
どうか神様、この世の多くの人々が高慢にならず、不確かな富に望みを置くのではなく、私たちにすべてのものを豊かに与えて楽しませてくださる神様に望みを置くように導いてください。
善を行い、良い行いに富み、物惜しみをせず、喜んで分け与える者となれますように。
真の命を得るために、未来に備えて自分のために堅固な基礎を築きます。
真の信仰者となり、俗悪な無駄話と、不当にも知識と呼ばれている反対論とを忌避します。
その知識を鼻にかけ、信仰の道を踏み外してしまわないように、私たちを正しく導いてください。
神様の大いなる恵みが私たちに降り注がれますように。
完全な義がこの世に現れた今、義を行う者は直ちに祝福され、悪を行う者は直ちに裁かれるという時代になっていくとRAPTさんは仰ります。
この地に天の法則が強力に働き、悪を行った者が直ちに裁かれますように。
そのために、私たち一人一人がたゆまず義の条件を立て、霊肉ともに大きく成長し、主に遣われる大使徒へと成長できますことを心から祈ります。
そして、どうか神様、RAPTさんの「御言葉」がこれからも私たちの進む道を明るく照らす希望の光となって、全世界で輝き続けられますように。
RAPTさんの「御言葉」を学ぶ一人一人が神様の“霊”と繋がって、輝かしい栄光への道を突き進む者となれますように。
サタンや悪人がすべて滅び去り、この世から全ての悪が消滅し、この世が神様の統治する義なる世界となって、千年王国の歴史が速やかに成されていきますように。
これら全てのことに感謝して、愛する主の御名によって祈ります。
アーメン。
(2024.11.23)