2024年に入りました。

 

皆さん、新年あけましておめでとうございます。

 

今年も引き続き、聖書と御言葉の紹介に励んでまいりたいと思いますので、お付き合いの程よろしくお願いします。

 

さて、前回は『新約聖書』に掲載されている「コリントの信徒への手紙一4章」について考察しました。

 

聖書を読む目的は、御言葉を実践に繋げていくためです。

 

単に、知識を得るためだけに終わってしまっては、宝の持ち腐れになってしまいます。

 

聖書を読むことによって、如何に実践に繋げ、如何に自分の信仰に深みを与えていくかが重要になってきます。

 

単に、物語や歴史的事象を読み解くだけに満足してはいけないのです。

 

如何に己の信仰に活かし、実践していけるかが重要なのです。

 

そのことを、常日頃から教えてくださっているのがRAPTさんです。

 

○RAPT有料記事762(2023年7月29日)全てのよこしまな心をなくし、神様をまっすぐに一筋の心で愛してこそ、真理を無限に悟り、吸収し、サタンに完全に勝利し、偉大な大使徒へと成長できる。

 

 

そのことを念頭に置きながら、今後も聖書紹介に挑んでいきたいと思います。


そこで、今回は、「コリントの信徒への手紙一5章」の本文を紹介したいと思います。

 

コリントは、ギリシアのペロポネソス地方にある都市で、古代ローマ時代には政治の中心地として栄えた所です。

 

コリントの住民としてローマの解放奴隷が入植してきたこともあって、ギリシア人、ローマ人、ユダヤ人が混住する状況の中、イエス・キリストを受け入れる信徒たちによって共同体がつくられました。

 

しかし、現実にはさまざまな問題や困難があったようで、本書簡が書かれた背景には、コリントの共同体の中で不和が生じていたことが挙げられます。

 

コリントの共同体がもめているという話を知らされたパウロは愕然とし、居ても立っても居られない気持ちで、この書簡を綴ることにしたのではないでしょうか?

 

「信仰によって一致してほしい」というパウロの切実な願いと悩みや苦悩を乗り越えようとする彼の熱い思いを感じ取りながら、この書簡を読み進めていきたいと思います。

 

以下は、「コリントの信徒への手紙一5章」の本文のみを掲載することに留め、5章の内容についての考察は、次回、このブログで触れることにしたいと思います。

 

(新約聖書〈新共同訳〉より抜粋)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

コリントの信徒への手紙一 5

不道徳な人々との交際

1現に聞くところによると、あなたがたの間にみだらな行いがあり、しかもそれは、異邦人の間にもないほどのみだらな行いで、ある人が父の妻をわがものとしているとのことです。

2それにもかかわらず、あなたがたは高ぶっているのか。

むしろ悲しんで、こんなことをする者を自分たちの間から除外すべきではなかったのですか。 

3わたしは体では離れていても霊ではそこにいて、現に居合わせた者のように、そんなことをした者を既に裁いてしまっています。 

4つまり、わたしたちの主イエスの名により、わたしたちの主イエスの力をもって、あなたがたとわたしの霊が集まり、5このような者を、その肉が滅ぼされるようにサタンに引き渡したのです。

それは主の日に彼の霊が救われるためです。 

6あなたがたが誇っているのは、よくない。

わずかなパン種が練り粉全体を膨らませることを、知らないのですか。 

7いつも新しい練り粉のままでいられるように、古いパン種をきれいに取り除きなさい。

現に、あなたがたはパン種の入っていない者なのです。

キリストが、わたしたちの過越の小羊として屠られたからです。 

8だから、古いパン種や悪意と邪悪のパン種を用いないで、パン種の入っていない、純粋で真実のパンで過越祭を祝おうではありませんか。

9わたしは以前手紙で、みだらな者と交際してはいけないと書きましたが、10その意味は、この世のみだらな者とか強欲な者、また、人の物を奪う者や偶像を礼拝する者たちと一切つきあってはならない、ということではありません。

もし、そうだとしたら、あなたがたは世の中から出て行かねばならないでしょう。 

11わたしが書いたのは、兄弟と呼ばれる人で、みだらな者、強欲な者、偶像を礼拝する者、人を悪く言う者、酒におぼれる者、人の物を奪う者がいれば、つきあうな、そのような人とは一緒に食事もするな、ということだったのです。 

12外部の人々を裁くことは、わたしの務めでしょうか。

内部の人々をこそ、あなたがたは裁くべきではありませんか。 

13外部の人々は神がお裁きになります。

「あなたがたの中から悪い者を除き去りなさい。」

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(コリントの信徒への手紙一5章より)

 

 

皆様に祝福がありますように。

 

(2024.1.1)