前回は、「シラ書 35〜36章」を紹介しました。

 

今回は、「シラ書 37〜38章」の紹介に移ります。

 

その前に、まず「私の祈り」から入りたいと思います。

 

最初にお祈りの言葉を唱えてから、その後で聖書を読んでいくというスタイルは、これまでと一緒ですので、お付き合いの程よろしくお願いします。

 

 

では、今からお祈りします。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

聖なる神様、御子様、聖霊様。

今日もこうして神さまにお祈りし、朝を迎えることができることに感謝します。

 

RAPTさんの「御言葉」から神霊な波長を受けて、神様の御心に立ち返る機会を与えていただき、本当にありがとうございます。

 

千年王国への道を踏み出した今、以前よりも増して深く祈ることができるようになりましたが、まだまだ気を緩めることはできません。

 

サタンの悪あがきによる妨害が、多少なりともまだあるかもしれませんが、これからも聖書紹介に果敢に挑み続け、サタンとこの世の悪人を滅ぼし、勝利することができますよう心から祈ります。

 

「知恵の書」は進歩的な姿勢でヘレニズム化に対処したものであるのに対して、「シラ書」は新しく起こっている事柄を伝統的な考えから見いだし、その伝統的な教えを守っていこうとする姿勢があるのが特徴です。

 

両者とも、同じ「知恵」について取り扱っていながら、一方は革新的、もう一方は保守的な側面があるということなのだと思います。

 

そのあたりの事も頭に置きながら、イスラエルの民にユダヤ教の本質的な教えを呼びかけていった「シラ書」を、じっくりと読み進めて行きたいと思います。

 

そこで、今回私が興味を持った箇所は、以下の聖句です。

 

(38章24〜34節)ーーー

職人と学者

24学者の知恵は、余暇があって初めて得られる。

実務に煩わされない人は、知恵ある者となる。

25どうして知恵ある者となれようか、鋤を握り、突き棒の扱いを自慢する者が。

また、牛を追い立て、仕事に忙しく、話題は子牛のことばかりという者が。

26彼は畝作りに没頭し、夜も寝ないで若い雌牛にえさを与えている。

27職人や職人頭も同じだ。

彼らは昼夜を分かたず仕事に励む。

印章を彫り込む人々、さまざまな下絵書きに没頭する者も同じだ。

彼は本物そっくりに表現しようと精魂を傾け、夜も寝ないで仕事を仕上げる。

28鉄床のそばに座るかじ屋も同じだ。

彼は鉄の細工物を一心に見つめる。

熱風で体はやけどを負うが、炉の熱にあてられながら、懸命に仕事をする。

彼の耳には、金づちのやかましい音が鳴り響き、目は器の形に注がれる。

彼は仕事を完成させようと精魂を込め、夜も寝ないで見事に仕上げる。

29仕事場に腰を据える陶器職人も同じだ。

彼は足でろくろを回す。

常に仕事に熱中し、その作品を数える。

30彼は足で粘土をこねて、固さを除き、手でそれを形づくる。

上塗りをかけて仕上げるのに精魂を込め、夜も寝ないで、窯を掃除する。

31これらの人々は皆自分の腕に頼り、それぞれ、自分の仕事には熟練している。

32彼らなしに、町は成り立たず、住み着く人も、行き来する人もいない。

しかし、彼らは民の会議では意見を求められず、33集会においても責任ある地位には昇れない。

裁判官の座にもつけず、法律にかかわる決まりも理解していない。

教訓や法律を説き明かすこともできず、格言にも精通していない。

34彼らは造られたこの世界の調和を固く保つ。

彼らの願いは、仕事を全うすることにある。

しかしながら、心を傾けて、いと高き方の律法を研究する人がいる。

ーーーーーーーーーーーー

 

この聖句は、農業、畜産業、製造業など、いわゆるブルーカラーの仕事に携わる人と学者や裁判官などのホワイトカラーの仕事に携わる人について述べています。

 

ブルーカラーの人たちは、「皆自分の腕に頼り、それぞれ、自分の仕事には熟練している」けれども、昼夜の別なく仕事に没頭して、余暇の時間がほとんど無い状態だと言うのです。

 

しかも、彼らがいなければ社会全体が回らないだけの重要な役割を果たしているにも関わらず、会議や集会の場で意見を求められることはなく、責任ある地位に就くこともできず、「彼らの願いは、仕事を全うすること」だけにあるのです。

 

もし、上記のことが本当だとすれば、ブルーカラーの人は、あまりにも可哀想です。

 

頑張って働いても、それに見合っただけの評価が得られず、年がら年中、肉体労働に明け暮れる生活に甘んじなければならないのですから…。

 

このことから、『シラ書』が書かれた時代の人々の価値観は、肉的な労働よりも霊的な労働の方を尊ぶ傾向があったことがわかります。

 

一方、ホワイトカラーの人たちは、ブルーカラーの人たちに比べて余暇の時間を確保し易いので、彼らは「教訓や法律を説き明かすこと」や、「格言にも精通」することができると言うのです。

 

つまり、ホワイトカラーの人たちは、霊的な労働に時間を割くことができ、「知恵」を身につける事によって、世の人々から称賛され、身分も保障される境遇にあったということです。

 

24節に、「学者の知恵は、余暇があって初めて得られる。実務に煩わされない人は、知恵ある者となる。」と書かれています。

 

「知恵」を獲得するには、やはり、如何に余暇の時間が必要であるかが、ここから読み取ることができます。

 

但し、せっかく余暇があるにも関わらず、有益な事に使わなければ、「教訓や法律を説き明かすこと」や、「格言にも精通」することはできないのです。

 

ここで言う有益なこととは、「知恵ある者」に成るために必要な全てのことです。

 

『シラ書』が書かれた当時は、現代のように「無神論」が蔓延った社会ではなかったと思いますので、「知恵ある者=神様と疎通できる者」という考え方が受け入れ易い社会的風土があったと思います。

 

だから、当時の学者や裁判官たちが研究する学問や仕事は、信仰に裏付けされた、霊的な労働として尊重され、重んじられていたのではないでしょうか?

 

そして、そのような霊的な労働を進めていくには、それなりの試行錯誤する時間が必要だということです。

 

世の中の煩わしいことから離れ、神様に祈り求めながら、只々、自分の研究と仕事に没頭できる時間がどうしても必要だということです。

 

つまり、神様と疎通するための時間が必要なのです。

 

成約時代に生きる私たちで言えば、信仰の4本の柱を立て、その実践に努めることに該当するのでは無いでしょうか?。

 

信仰の4本の柱とは、「御言葉・祈り・賛美・伝導」の4つを実践することです。

 

①「御言葉」は、聖書とRAPTさんの有料記事を学び、それに従うことです。

 

②「祈り」は、朝の祈りは勿論のこと、仕事の合間や仕事中でも神様に意識を向けられるような状況であれば、常時、神様に祈り求めることです。

 

③「賛美」は、神様が創造されたこの世界の偉大さと美しさを讃え、心からその感動と感謝の気持ちを言葉や形にして神様に捧げることです。

 

④「伝導」は、サタンが仕掛けた罠から人々を救い出すために、神様の存在を証し、人々の関心を真理の「御言葉」へ誘うことです。

 

実際、信仰の4本の柱を実践しようとすると、どうしても時間が必要になります。

 

イルミナティの奴隷となり、お金を稼ぐために仕事に追われ、世間体を気にしてサタンの作り出した慣習や伝統文化に振り回されているようでは、とても時間が足りません。

 

「知恵ある者」と成るためには、一日の中で、できるだけ多くの霊的な時間を持つことが必要なのです。

 

肉的な労働をできる限り割いて、霊的な労働を多く持つことが賢明な生き方なのです。

 

なので、ホワイトカラーの人たちは、ブルーカラーの人たちに比べれば、そういう時間が確保し易いと思いますので、「知恵ある者」として、先頭を切って人々を正しい方向へと導いて欲しいのです。

 

RAPTさんは、これまでの百年間、サタンは「無神論」という概念を、様々な文化・芸術を通して全世界に広めてきたと「御言葉」で述べられています。

 

○RAPT有料記事741(2023年5月6日)サタンはこの百年間で数多くの文化・芸術を通して無神論をこの世に広めてきたが、神様はこれからの千年間で、数多くの優れた天の文化・芸術を通して、世の人々が神様につながるように計画している。

 

 
この「御言葉」によると、20世紀最大の発見と言われる「ダーウィンの進化論」「アインシュタインの相対性理論」「マルクスの共産主義」「フロイトの潜在意識の証明」は、全て神の存在を否定するためにサタンが作ったもので、これらの学問を多くの学者たちに賞賛させることで、「無神論」は全世界に急速に広まっていったと教示されています。
 

だから、これからの時代を担う学者の皆さん、知識人の皆さんは、くれぐれもダーウィン、アインシュタイン、マルクス、フロイトのように、イルミナティの犬となり、サタンを喜ばせるような似非学者、似非知識人には成らないようにして欲しいのです。

 

くれぐれも、正体不明のウィルスを捏造し、人々の命と健康を脅かすワクチン殺戮兵器を推進するような、愛のないインフルエンサーには成って欲しくないのです。

 

このことは、ホワイトカラーの人たちだけに限ったことではありません。

 

ブルーカラーの人たちも、イルミナティの犬となり、サタンを喜ばせるような商品開発や製品づくりにあくせくする冷徹なロボットには成り下がって欲しくありません。

 

己の利得と保身のためにサタンに魂を売って、奴隷のように働くことから抜け出して欲しいのです。

 

ブルーカラーの人たちも「知恵ある者」に成って欲しいのです。

 

「心を傾けて、いと高き方の律法を研究する人」に成って欲しいのです。

 

聖書と「御言葉」を通して、神様の法則(真理)を研究する人に成って欲しいのです。

 

仕事の合間だけでなく、仕事中も神様に祈り求め、可能な限り神様と疎通できる時間を作り出して欲しいのです。

 

成約時代に生きる今の私たちにとって必要なことは、肉的な労働だけでなく、霊的な労働にも時間を割くことです。

 

今までのように、ホワイトカラーとかブルーカラーといった枠組みで労働者を分類することは、もはや意味を為さなくなる時代が到来したのです。

 

誰もが知識人であり、誰もが職人として生きる時代なのです。

 

今は、誰もが学者であり、誰もが芸術家として生きる時代なのです。

 

そして、皆それぞれが自分の個性と才能を活かして、天の文化・芸術を生み出す人に成って欲しいのです。

 

ここで、RAPTさんの「御言葉」を紹介させていただきます。

 

○RAPT有料記事742(2023年5月8日)神様が創った地球と人間は、その機能美も造形美もどこまでも完璧だ。神様がそのように極めて優れた学者・芸術家であるように、私たちも優れた学者・芸術家になって天の文化・芸術を成さなければならない。

 

 

この「御言葉」の冒頭部分だけを転載させていただきます。

 

ここから転載)**********

 

神様が、私たち人間に動物にはない高度な知能を与えてくださっているのは、文化・芸術を成して楽しむためだと主は仰いました。
 
しかし人類は、サタン・イルミナティの支配下に服し、ただ企業の奴隷となって働くために脳を使い、あとはただ生活のために脳を使い、様々な思い煩いのために脳を使います。
 
そのように、この世の多くの人たちが本来使うべきところに自分の脳を使わず、使うべきでないことにばかり使っているので、あるときふと我に返り、「自分は何のために生きているのだろう」と思い、突如、心にぽっかりと穴が開いたような虚無感に襲われてしまいます。
 
神様も文化・芸術を究められ、その集大成として私たち人間を創り、この地球を創られました。
 
そして人間も地球も、その造形美と機能美はどこまでも完璧で、余りにも完璧すぎるために謎と神秘に満ち溢れ、まさか誰かの知能がこれらのものを創ったとは思いもしないほどでした。
 
神様は私たちに対して、常に神様のようになりなさいと仰ってこられましたが、神様のようになるというのは、つまりは神様のような優れた学者になり、優れた芸術家になるということでもあります。
 
そうやって神様のように優れた学者・芸術家になって生きることで、私たちは自分の脳を本来使うべきところに使って、人生の空しさから完全に解放され、どこまでも充実した幸福な生を生きられるようになるのです。
 

**********(転載ここまで)

 

この話の続きを知りたい方は、直接、有料記事をご購読ください。

 

 

聖なる神様。

ありがとうございます。

 

聖書とRAPTさんの「御言葉」のお陰で、成約時代に生きる今の私たちにとって、肉的な労働だけでなく、霊的な労働にも時間を割くことが重要であることを悟りました。

 

そして、今は、誰もが学者であり、誰もが芸術家として生きる時代なのだということを知りました。

 

どうか、私たち一人一人が、聖書と「御言葉」を通して、神様の法則(真理)を研究し、自分の個性と才能を活かして、天の文化・芸術を生み出す人となれますよう心から祈ります。

 

神様のように優れた学者・芸術家になって生きることで、人生の空しさから完全に解放され、どこまでも充実した幸福な生を生きられますよう心から祈りまさす。

 

そして、仕事の合間だけでなく、仕事中も神様に祈り求め、可能な限り神様と疎通できる時間を作り出し、自分の霊魂の成長のために藻掻き、努力する者となれますよう心から願います。

 

人類の救いのために人生を懸けると決心し、祈りによって神様と深く疎通し、「御言葉」を正しく賢く伝導できる者となれますよう心から祈ります。

 

まだ救われていない人々が、神様の愛に気付き、心から真理を求めようとし、RAPTさんこそが真の中心者であることを悟れるようにしてください。


中心者の語る一言一言が宝だと思って学び、深く悟れるようにしてください。

 

神様が用意して下さった救いと祝福を余すことなく受けることができるように、「御言葉」を悟らせてください。

 

全ての罪を悔い改めて「御言葉」に従って実践すれば、今この時代における神様の裁きに巻き込まれることなく、霊的にも肉的にも救われることを実感させてください。

 

RAPTさんが聖なる神様を体現し、私たちを導く希望の光となり、永遠に輝き続けられますことを心より祈ります。

 

そして一刻も早く、私たち一人ひとりの祈りの力によって、悪人とサタンをことごとく滅ぼし、この世に義なる世界を打ち立てて、地上天国が成されますことを心から祈ります。
 

これら全てのことに感謝して、愛する主の御名によって祈ります。

 

アーメン ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

 

それでは次に、「シラ書 37〜38章」を紹介します。

 

(旧約聖書続編〈新共同訳〉より抜粋)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

シラ書 37章

 

友人

1友人は皆こう言う。「わたしも君の親友だ。」

しかし、名ばかりの友人もいる。

2仲間や友人が敵に回ってしまうのは、死ぬほどの悲しみではなかろうか。

3ああ、邪悪な思いよ、お前はどこから紛れ込み、大地を裏切りで覆うことになったのか。

4友人がうまくいっているときは調子を合わせ、不運のときには、顔を背ける仲間もいる。

5自分の腹を満たすためだけに苦労を共にしているような仲間は、いざ戦いとなれば、盾を取って身を隠す。

6友人をお前の心に留め、裕福なときにも彼を忘れてはならない。

 

助言者

7助言者は皆、自分の助言を推奨する。

しかし、自分の利益のために助言する者もいる。

8助言者には気をつけよ。

まず、彼が何を得たいと思っているかを見破れ。

自分の利益のために助言するのだろうから。

さもないと、お前はどんな貧乏くじを引き当てるか分からない。

9彼は言う。「あなたの行く手は明るい」と。

そして、お前に何が起こるかを、わきに立って眺めている。

10お前を疑ってかかる者には相談するな。

お前をねたむ者には、胸の内を明かすな。

11女のことでは、妻に、戦争については、臆病者に相談するな。

取り引きについては、商人に、売り込みについては、買い手に、また、謝礼については、けちな者に、親切については、薄情者に相談するな。

仕事については、怠け者に、仕事の完成については、臨時雇いの者に、また、困難な仕事については、骨惜しみをする召し使いに相談するな。

このような連中のどんな助言にも心を留めるな。

12むしろ、掟を守っているとお前が考える信仰深い人とつきあえ。

彼はお前と気持を一つにし、お前が失敗したとき、思いやりを示してくれる。

13何よりも心に浮かんだ考えを大切にせよ。

これ以上に頼りになるものはないのだから。

14高い所から見張る七人の監視役にまさって、人の魂は、時として、その人自身に語りかける。

15これらすべてにまして、いと高き方に求めよ。

お前が、真理の道を正しく歩めることを。

 

知恵と悟り

16すべての仕事は言葉をもって始まり、考察は、あらゆる行動に先立つ。

17心にはいろいろな事柄が刻まれており、18四つのものとなって現れ出る。

善と悪、生と死がそれである。

そして、これらを常に決定するものは舌である。

19多くの人々を教え導くほど賢くても、自分のことについては全くだめな人もいる。

20巧みに言葉を操って、嫌われる者もいる。

こういうやからは、食べ物にも事欠く。

21主から恵みが与えられなかったので、すべての知恵に欠けているのだ。

22知恵ある人は自分自身の生活を豊かにし、悟りは人の体に実を結ぶ。

23知恵ある人は自分の同胞を教え導き、悟りは確かな実を結ぶ。

24知恵ある人はあふれるほどの称賛を受け、会う人皆から幸せだと言われる。

25人の命の日数は数えられるが、イスラエルの日々は限りがない。

26知恵ある人は同胞から誉れを受け、その名はいつまでも残る。

 

食い意地

27子よ、生きているかぎり、自分自身を究明し、自分に何が有害かを見極め、それを避けよ。

28すべてが、すべての人の益になるわけでなく、すべての人が、同じものを喜ぶわけでもない。

29どんなごちそうであっても食い意地を張るな。

食べ物の上に身を乗り出すな。

30食べ過ぎれば病気になり、むやみに食べると吐き気を催す。

31多くの人が大食して死を招いた。

用心する人は寿命を延ばす。

 

 

シラ書 38章

 

医者と薬

1医者をその仕事のゆえに敬え。

主が医者を造られたのだから。

2いやしの業はいと高き方から授かり、それによって、王からは褒美を受ける。

3医者はその博識によって高い身分を与えられ、権勢ある人々の前で驚嘆される。

4主は大地から薬を造られた。

分別ある人は薬を軽んじたりはしない。

5一本の木によって水が甘くなり、木に備わる力が、明らかにされたではないか。

6主は自ら人々にいやしの知識を授け、その驚嘆すべき業のゆえにあがめられる。

7医者は薬によって人をいやし、痛みを取り除く。

8薬屋は薬を調合する。

主の業は決して終わることなく、健康は主から全地の人々に与えられる。

9子よ、病気になったら放置せず、主に祈れ。そうすれば、主は治してくださる。

10過ちを犯すな。手を汚すな。

あらゆる罪から心を清めよ。

11良い香りの献げ物と、質の良い小麦粉を供え物として献げよ。

余裕のあるかぎり十分に、供え物に油を注げ。

12その上で、医者にも助けを求めよ。

主が医者を造られたのだから。

彼を去らせるな。お前には彼が必要なのだ。

13医者の手によって病気が治る時もある。

14医者もまた主に祈り求めているのだ。

病人の苦しみを和らげ、命を永らえさせる治療に成功することを。

15創造者に対して罪を犯す者は、病気になって医者にかかるがよい。

 

死者への哀悼

16子よ、死者のために涙を流せ。

お前は大きな苦痛を味わっているのだ。

悲しみの歌をうたえ。

彼にふさわしい礼を尽くし、なきがらを包め。

また、埋葬をおろそかにするな。

17悲痛の涙を流し、胸を打って嘆き悲しめ。

彼の名にふさわしく喪に服せ。

人からとやかく言われぬように一両日喪に服し、その後、心痛がいやされるため弔問を受けよ。

18なぜなら、悲しみから死が生じ、心の悲しみが力を奪うから。

19苦悩に身を置くかぎり、悲しみは付きまとい、貧しい者の生活は、呪いに満ちたものとなる。

20悲しみに心を奪われてはならない。

人生の終わりであったとあきらめ、悲しみを払いのけよ。

21忘れてはいけない。その人は戻らないのだ。

嘆いても彼のためにはならず、自分の体を損なうだけだ。

22彼の運命であったと考えよ、お前も同じ定めにあるのだから。

「昨日はわたし、今日はお前の番だ。」

23死者を墓に休ませたなら、もう彼を思い出すな。

彼の霊が去ったなら、気を楽にせよ。

 

職人と学者

24学者の知恵は、余暇があって初めて得られる。

実務に煩わされない人は、知恵ある者となる。

25どうして知恵ある者となれようか、鋤を握り、突き棒の扱いを自慢する者が。

また、牛を追い立て、仕事に忙しく、話題は子牛のことばかりという者が。

26彼は畝作りに没頭し、夜も寝ないで若い雌牛にえさを与えている。

27職人や職人頭も同じだ。

彼らは昼夜を分かたず仕事に励む。

印章を彫り込む人々、さまざまな下絵書きに没頭する者も同じだ。

彼は本物そっくりに表現しようと精魂を傾け、夜も寝ないで仕事を仕上げる。

28鉄床のそばに座るかじ屋も同じだ。

彼は鉄の細工物を一心に見つめる。

熱風で体はやけどを負うが、炉の熱にあてられながら、懸命に仕事をする。

彼の耳には、金づちのやかましい音が鳴り響き、目は器の形に注がれる。

彼は仕事を完成させようと精魂を込め、夜も寝ないで見事に仕上げる。

29仕事場に腰を据える陶器職人も同じだ。

彼は足でろくろを回す。

常に仕事に熱中し、その作品を数える。

30彼は足で粘土をこねて、固さを除き、手でそれを形づくる。

上塗りをかけて仕上げるのに精魂を込め、夜も寝ないで、窯を掃除する。

31これらの人々は皆自分の腕に頼り、それぞれ、自分の仕事には熟練している。

32彼らなしに、町は成り立たず、住み着く人も、行き来する人もいない。

しかし、彼らは民の会議では意見を求められず、33集会においても責任ある地位には昇れない。

裁判官の座にもつけず、法律にかかわる決まりも理解していない。

教訓や法律を説き明かすこともできず、格言にも精通していない。

34彼らは造られたこの世界の調和を固く保つ。

彼らの願いは、仕事を全うすることにある。

しかしながら、心を傾けて、いと高き方の律法を研究する人がいる。

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(シラ書 37〜38章より)

 

皆様に祝福がありますように。

 

(2023.5.10)