前回は、「シラ書 5〜6章」を紹介しました。

 

今回は、「シラ書 7〜8章」の紹介に移りたいと思います。

 

その前に、まず「私の祈り」から入りたいと思います。

 

最初にお祈りの言葉を唱えてから、その後で聖書を読んでいくというスタイルは、これまでと一緒ですので、お付き合いの程よろしくお願いします。

 

 

では、今からお祈りします。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

聖なる神様、御子様、聖霊様。

今日もこうして神さまにお祈りし、朝を迎えることができることに感謝します。

 

RAPTさんの「御言葉」から神霊な波長を受けて、神様の御心に立ち返る機会を与えていただき、本当にありがとうございます。

 

千年王国への道を踏み出した今、以前よりも増して深く祈ることができるようになりましたが、まだまだ気を緩めることはできません。

 

サタンの悪あがきによる妨害が、多少なりともまだあるかもしれませんが、これからも聖書紹介に果敢に挑み続け、サタンとこの世の悪人を滅ぼし、勝利することができますよう心から祈ります。

 

「知恵の書」は進歩的な姿勢でヘレニズム化に対処したものであるのに対して、「シラ書」は新しく起こっている事柄を伝統的な考えから見いだし、その伝統的な教えを守っていこうとする姿勢があるのが特徴です。

 

両者とも、同じ「知恵」について取り扱っていながら、一方は革新的、もう一方は保守的な側面があるということなのだと思います。

 

そのあたりの事も頭に置きながら、イスラエルの民にユダヤ教の本質的な教えを呼びかけていった「シラ書」を、じっくりと読み進めて行きたいと思います。

 

そこで、今回私が興味を持った箇所は、以下の行です。

 

(8章1〜4節)ーーー

1権力者と争うな。

彼の手に陥らないともかぎらない。

2金持ちとけんかをするな。

彼は金にものを言わせ、お前に立ち向かわないともかぎらない。

黄金は多くの人々を滅ぼし、王たちの心を迷わせた。

3口数の多い者と争うな。

火に薪をくべることにならないともかぎらない。

4粗野な者をからかうな。

彼はお前の先祖を辱めるかもしれない。

ーーーーーーーーーー

 

この行は、良識ある行為について、具体的に列挙している8章の一部です。

 

8章全体を通して、全部で19項目の忠告が掲げられていますが、その中で私が疑問に感じた項目が、上記1〜4節です。

 

① 権力者と争うな。

② 金持ちとけんかをするな。

③ 口数の多い者と争うな。

④ 粗野な者をからかうな。

 

以上、4つの忠告に共通するのは、いずれも自分にとって煩わしく、敵対関係にある相手や力のある相手に対して、争ったり咎めたりするなと宣布されている点です。

 

「シラ書」には、保守的な側面があると先に述べましたが、まさしくこの箇所は、己の保身のためなら権力に阿ることも辞さない態度に映るのは、私だけではないと思います。

 

庶民の暮らしが豊かで平穏であれば話は別ですが、今のご時世のように、貧富の差が激しく、多くの人々が生活苦に追われるような事態に陥っている場合、上記の忠告は虚しさを超えて、怒りさえ覚えます。

 

庶民の多くは、そのような相手に対して、正々堂々と戦いを挑み、相手の間違っている点を指摘し、批判することが正義であると思うのではないでしょうか?

 

「弱きを助け、強きを挫く」というのが正義だと、私も思います。

 

ところが、「シラ書」のこの行では、自分よりも強い相手に対して、むやみに争ったり、咎めたりするなと忠告されているのです。

 

「弱き者は何も吠えずに、じっとそのまま耐えろ」と忠告されるのです。

 

この点が、私には解せない部分として、心に引っ掛かったのです。

 

これでは、いつまで経っても「強きが蔓延り、弱きが救われない」のではないか?

 

世の中で起こっている理不尽なことや不条理なことに対して目を瞑り、一般庶民を苦しめるような悪事に対して、何の声も上げず、何の批判もしない人間で、本当に良いのでしょうか?

 

私は、世の中の動向や人々の見解を知るために、「RAPT理論+α」や「Twitter」等を通して様々な情報を収集するよう心掛けておりますが、理不尽なことや不条理なことに対して声を上げることのできる場は、絶対に必要だと感じています。

 

自分の率直な意見を述べ、他人の意見を知る場があることによって、何が正しく何が間違っているか、善悪の判断能力が研ぎ澄まされていくと思うのです。

 

特に、社会的弱者にとって、真実の情報を得る機会が得られることは大変貴重で、これによって正しい判断を下し、希望を持って向かうべき方向を定めて行くことができるのです。

 

ですから、「見ざる・聞かざる・言わざる」のサルになってはいけないのです。

 

しかし、よくよく考えてみると、昔と今とでは、情報拡散のスピードと勢いが違います。

 

今や、インターネットの普及によって、あらゆる情報が瞬時に伝わり、圧倒的な勢いで、世論を巻き込んで行く力を持つことができます。

 

それまで力を持てなかった社会的弱者であっても、ネットの力を借りれば、強者を打ちのめすことも不可能ではないのです。

 

戦うための武器や人を巻き込むためのお金が十分になくても、ネットの力を借りれば、情報という武器によって強者を倒すことができるのです。

 

つまり、肉的な力を持たなくても、霊的な力で相手を倒すことができる時代なのです。

 

そのことを踏まえて、改めて「シラ書」を読み解くと、当時の力関係は、どうしても肉的な力を持つ者が有利にならざるを得ない社会的背景があったと見るべきでしょう。

 

肉的にも、霊的にも力のない弱者が、果敢に強者に立ち向かおうとしても、圧倒的な力の差によって踏み潰されてしまうのが落ちだということです。

 

せっかく正義のために戦おうとしても、相手の勢いに押されて、結局、相手のペースに巻き込まれ、理不尽な要求に応えざるを得なくなってしまうのです。

 

つまり、「ミイラ取りがミイラになってしまう」というパラドックスに陥ってしまうのです。

 

だから、無闇に戦いを挑むのではなく、耐えるべき所は耐えて、情勢をしっかり見極めた上で、信仰に励むことが知恵だと「シラ書」は言っているのです。

 

このことは、ネット社会に生きる私たちにとっては、何とも歯がゆい忠告であり、何と保守的な考え方だと思ってしまいますが、逆に、私たちが生きているこの時代は、本当にありがたい環境下にあるのだと感じます。

 

但し、油断はできません。

 

この世界を牛耳ってきたイルミナティ・サタンは、最後の足掻きで何をしでかすか、わからないからです。

 

特に、ネット社会を封じるために、あの手この手で言論弾圧してくることでしょう。

 

○【イーロンマスクが、twitter社の言論弾圧の実態を暴露】ファイザー取締役ゴットリーブが、ファイザー社に都合の悪いツイートを弾圧するようtwitter社に依頼していた!!

 

○Apple社が、ゼロコロナ政策に反発する市民らの『AirDrop機能』を制限し、中国政府の言論弾圧に加担

 

○【中国政府】SNS事業者に対し、ネット投稿内容の事前審査を要請、実名登録の徹底も 政府批判を抑えきれず言論弾圧を強行

 

 

仮に、情報拡散ができないという事態になれば、私たち庶民にとっては大きな武器を失うことになります。

 

そうなれば、「シラ書」が書かれた時代と同じ境遇に置かれてしまうのです。

 

しかし私たちは、無闇に恐れる必要はないのです。

 

何故なら、私たちには信仰という武器があるからです。

 

○RAPT有料記事428(2019年12月14日)

どんなときも決して動揺することなく、常に主とつながって平常心を保ち、冷静に全てに対処してサタンに勝利していきなさい。

 

以下に、その冒頭部分だけを転載させていただきます。

 

ここから転載)**********


今は聖書で預言された霊的な最終戦争、つまりハルマゲドンの時です。
 
このとき、サタンはこの地上で激しく暴れ回り、私たち義人を撃って滅ぼそうとしてきます。
 
そんな中にあっても、私たちは決して動揺することなく、絶えず平常心を保ち、彼らの攻撃に全て冷静に対処しなければなりません。
 
私たちが常に神様と霊的につながり、神様と深く疎通するなら、私たちはどんなことがあっても決して動揺することなく、常に心の平安を保ち、喜びと希望の中で生きることができます。
 
そのように生きてこそ、私たちはこの終わりの時にサタンに完全に勝利することができるのです。
 
サタンから攻撃される度に動揺し、平常心を失って、感情の赴くままに行動するなら、それはまさにサタンの思う壺です。
 
そのような人は決してサタンに勝利することはできず、むしろサタンと波長が噛み合って、サタンと共に滅び去ります。
 
しかし、この終わりの時に神様としっかりとつながり、神様と波長を合わせて生きる人は、神様と共に成功と繁栄の道を行くことができます。
 
つまり、神様につながるか、サタンにつながるかで、運命が180度変わってしまうということです。
 
この終わりの時に皆さんが神様としっかりと霊的に深くつながって、主とともに成功と繁栄の道を行くことを心から願います。
 
**********(転載ここまで)

 

この話の続きを知りたい方は、直接、有料記事をご購読ください。

 

 

聖なる神様。

ありがとうございます。

 

聖書とRAPTさんの「御言葉」のお陰で、肉的にも、霊的にも力のない弱者が、果敢に強者に立ち向かおうとしても、圧倒的な力の差によって踏み潰されてしまうのが落ちだということを悟りました。

 

サタンから攻撃される度に動揺し、平常心を失って、感情の赴くままに行動するなら、それはまさにサタンの思う壺になってしまうということです。


しかし、たとえ言論弾圧により、情報拡散ができない事態になったとしても、私たちに神様の霊が強力に働くようになれば、強者に打ち勝つことができるのです。

 

常に神様と霊的につながり、神様と深く疎通するなら、私たちはどんなことがあっても決して動揺することなく、常に心の平安を保ち、喜びと希望の中で生きることができるのです。

 

そのためには、自分の全ての人生を伝道のために捧げると決心することが重要であることを知りました。

 

どうか、神様。

神様と絶えず周波数を合わせて、神様と交信できる者となれるよう導いてください。 

 

決して感情に振り回されることなく、不安や心配に掻き乱されることがないように、強靭な霊を授けてください。

 

どんなに攻撃されても、常に神様とつながって、神様と同じように冷静に考え、行動できる者となれるよう導いてください。
  

神様の心情を汲み取り、神様のために努力する者となれるよう導いてください。  

 

そしてこれからは、サタン的なものを目にしたり耳にしたりして、それに振り回されるのではなく、むしろ天のものだけに囲まれて生きられますよう心から願います。

 

天の文化・芸術を成して、人々に感動を与え、聖霊の恵みを与える者となれますよう心から祈ります。


真に人を幸福にすることができるのは、唯一、天地を創造した神様だけです。

 

神様に頼り、神様の言う通りに生きてこそ、この艱難な時代においても確実に幸福を掴み取ることができると信じます。

 

霊魂を成長させれば、神様と愛を成すことができると信じます。

 

どうか、私の霊魂が神様の次元にまで高められますよう御力を与えてください。

 

本気で人類を救おうとする義人になれるよう導いてください。

 

私はもちろんのこと、兄弟姉妹一人一人が、毎日、きちんと水準を上げていく生活をし、神様が望まれる通り新しいことを始めて、人類の想像を遙かに超えた千年王国の歴史を成していくことができますよう心から祈ります。

 

そして、まだ救われていない人々が、神様の存在に気付き、心から真理を求めようとし、RAPTさんこそが真の中心者であることを悟れるようにしてください。

 

世界中の人々が、RAPTさんの「御言葉」を真摯に受け入れ、真理と愛に目覚め、サタンの呪縛から解き放たれ、救われますことを心から祈ります。


中心者の語る一言一言が宝だと思って学び、深く悟れるようにしてください。

 

神様が用意して下さった救いと祝福を余すことなく受けることができるように、「御言葉」を悟らせてください。

 

御言葉」に従って実践すればする程、神様から祝福され、聖霊の恵みに満たされることを実感させてください。

 

RAPTさんが聖なる神様を体現し、私たちを導く希望の光となり、永遠に輝き続けられますことを心より祈ります。

 

これら全てのことに感謝して、愛する主の御名によって祈ります。

 

アーメン ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

 

それでは次に、「シラ書 7〜8章」を紹介します。

 

(旧約聖書続編〈新共同訳〉より抜粋)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

シラ書 7章

 

悪を行うな

1悪を行うな。

そうすれば、悪はお前を襲わない。

2不正から遠ざかれ。

そうすれば、不正がお前を避けるだろう。

3不正の畑に種を蒔くな。

七倍の不正の実を刈り取るだけだ。

4権力の座を、主に乞い求めるな。

栄光の地位を、王に乞い求めるな。

5主の前で、自分の正しさを主張するな。

王の前で、知恵をひけらかすな。

6不正を取り除く力がなければ、裁判官を志すな。

さもないと、権力者の顔色をうかがい、公平な裁きができなくなる。

7町の住民に対して過ちを犯すな。

また、民衆の前で面目を失うな。

8過ちを二度繰り返すな。

一度の過ちでさえ、罰を免れないからだ。

9次のように言ってはならない。

「神はわたしの数多い献げ物を顧みてくださる。

わたしが、いと高き神に献げ物をささげれば、必ず、受け入れてくださる。」

10ためらいながら祈ってはならない。

施しをする機会を逃してはならない。

11心を痛めている人をあざ笑うな。

人を低め、かつ高める方がおられるのだから。

12兄弟に偽り事をたくらむな。

友人にも、そのようなことはするな。

13どんな偽りも口にしてはならない。

うそが身につくと、ろくなことにはならない。

14長老たちの集いの場では、無駄口を利くな。

祈るときには、くどくどと繰り返すな。

15骨の折れる仕事や、いと高き方が定められた畑仕事を、嫌ってはならない。

16罪人の仲間に加わってはならない。

神の裁きは速やかに下ることを、心に留めよ。

17どこまでも謙遜であれ。

畏れを知らぬ者には、火と蛆の刑罰が下る。

 

友人と家族

18金のために友を裏切るな。

オフィルの黄金のために真の兄弟を裏切るな。

19賢く良い女をめとる機会を逃すな。

彼女のもたらす喜びは、黄金にまさる。

20誠実に働く召し使いや、懸命に尽くす雇い人を、冷遇するな。

21賢い召し使いを心から愛し、その自由を奪ってはならない。

22家畜がいれば、よくその世話をせよ。

お前の役に立つのだから、ずっと飼い続けよ。

23子供がいれば、彼らを教育し、幼いときから、厳しくしつけよ。

24娘がいれば、その体に心を配れ。

彼女らに甘い顔ばかりしてはならない。

25娘を嫁がせよ。それで大仕事を終えたのだ。

だが、娘は賢い男に嫁がせよ。

26心に適う妻がいれば、彼女を追い出すな。

気に入らない妻には、心を許すな。

27心を尽くして父を敬い、また、母の産みの苦しみを忘れてはならない。

28両親のお陰で今のお前があることを銘記せよ。

お前は両親にどんな恩返しができるのか。

 

祭司に対する尊敬

29心を尽くして主を敬い、主の祭司をあがめよ。

30力を尽くしてお前の造り主を愛し、主に仕える人々をなおざりにするな。

31主を畏れ、祭司を尊べ。

規定に従って、祭司にその分け前を納めよ。

すなわち、初物、賠償の献げ物、いけにえの動物の肩の肉、清めのいけにえ、聖なる初物の献げ物。

 

貧しい人と悲しむ人

32貧しい人に援助の手を差し伸べよ。

そうすれば、お前は豊かに祝福される。

33生きとし生けるもの、すべてに恵みを施せ。

また、死者にも思いやりを示せ。

34泣く人と共に泣き、悲しむ人と共に悲しめ。

35病人を見舞うのをためらうな。

それによって、お前は愛されるようになる。

36何事をなすにも、お前の人生の終わりを心に留めよ。

そうすれば、決して罪を犯すことはない。

 

 

シラ書 8章

 

良識ある行為

1権力者と争うな。

彼の手に陥らないともかぎらない。

2金持ちとけんかをするな。

彼は金にものを言わせ、お前に立ち向かわないともかぎらない。

黄金は多くの人々を滅ぼし、王たちの心を迷わせた。

3口数の多い者と争うな。

火に薪をくべることにならないともかぎらない。

4粗野な者をからかうな。

彼はお前の先祖を辱めるかもしれない。

5罪から離れようとしているなら、もうその人をとがめてはならない。

わたしたちは皆、罰に値する者であることを思え。

6年寄りだからといって、軽蔑するな。

わたしたちも、いずれは老人になるのだから。

7他人の死を喜ぶな。

わたしたちは皆、死すべき者であることを思え。

8知恵ある人の話をなおざりにせず、その格言に心を留めよ。

そうすれば、そこから教訓を学び、王に仕えるすべを身につけることができる。

9老人たちの話を聞き逃すな。

彼らも、その先祖たちから学んだのだ。

そうすれば、そこから知識を学び、必要なときに答えることができる。

10罪人の情欲の炭に火をつけるな。

その燃える炎で、やけどをしないともかぎらない。

11傲慢な人の挑発に乗るな。

彼は、お前の言葉じりをとらえて陥れようと、待ち構えているかもしれないから。

12お前より力のある人に金を貸してはならない。

貸したら最後、失ったものと思え。

13お前の力量を超えて保証をしてはならない。

保証をするなら、自分が返済する覚悟を持て。

14裁判官を相手に訴訟を起こしてはならない。

彼の名誉を重んじる判決が下されるから。

15向こう見ずな人間と一緒に旅をするな。

お前はひどい災難に悩まされないともかぎらない。

彼は勝手気ままにふるまい、その愚かな行動がもとで、お前も一緒に命を落とすことになる。

16短気な人間と争ったり、一緒に荒れ野を歩いたりしてはならない。

彼は、血を流すことなど何とも思わず、だれの助けも得られないところで、お前を打ち倒してしまうから。

17愚か者と相談するな。

彼は秘密を守ることができないのだから。

18内密にすべきことを他人の前で公にするな。

どんな結果が生じるか分からないのだから。

19相手構わず、人に心を打ち明けるな。

また、相手構わず、人から恩を受けるな。

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(シラ書 7〜8章より)

 

皆様に祝福がありますように。

 

(2023.2.17)