キャブレターオーバーホールが終わって
一安心も束の間、だいぶん前から右側フロントフォークからじわじわとオイル漏れしていたのでオーバーホールします


まずタイヤを外します



フォークのサビがヒドいチュー




ハンドル、フォークのトップカバーを外して




フォークを外す前に高ナットをヘキサゴン代わりに使用してトップボルトを緩めておきます

過去にW650の時にフォークオーバーホールは体験済みですので何となくはわかります





が、W650使用時の治具ではサイズが違いました…




24mm





SRは17mmですね





17mmの高ナットを買ってきて早速緩めます




外れました


  


ボヨヨ~ンとなるので慎重にキャップを外します






フロントフォークオーバーホールのメインイベントといえるインナーとアウター外しです

専用工具は長ネジと高ナットで代用





アレンボルトはインパクトで緩めます
ネジ滑り止め剤は必須だ!




アウター回り止めにドライバーでつっかえ棒





インナーは長ネジにダブルナットで回り止め






オイルきったねー!





アルミサビがひどかったアウターをサンドペーパーで
100→220→400→600→800→1000



220ぐらいで絶望のフチにたたされるような感覚に陥りますが…






800ぐらいでこの感じになるので、またヤル気が出てきます



最後はピカールで仕上げます



上:磨き前
下:磨き後


気持ちいいですね❕

最初磨いてるときはテンションダウンですけど、この磨き後のピカピカを見ると報われます





オイルシールを外します
これもむちゃくちゃ固かったはず





案の定ビクともしません

アウターのフチを傷つけないように注意します





ゴム部分を破壊しながら何とか取れました





この金属部分がベロっとなったときはアウターを損傷してしまった!とアセりましたが、オイルシールの一部だったようで助かりました💦






新品を購入済でございます
めずらしく手際がいいです




オイルシールを打ち込みます

このシール打ち込み工具、こんな風に使うんだっけ?





インナーを取り付けます
ここは大事なのでトルクレンチで29.4Nで締めます







インナーを入れる前にオイルシールを入れてしまったことに気づき、またインナーとオイルシールを外して
インナー
オイルシール
の順に入れ直しました

なんかこの打ち込み工具、やりにくいな~




続いてオイルが漏れていた左側フォークです

要領がわかったのでサクサク進むだろう!



…が、左側はアレンボルトが全く緩みません


手持ちのインパクトでもダメでした…










Tバーをこしらえて





おおっ!力いれやすい!




何とか取れました~✨🌴🌺✨




フロントフォーク自立スタンドを作りました


それにおったてた状態でオイルシールを打ち込みます




塩ビパイプを買ってきました


オイルシール打ち込み工具を使用しますが相変わらずやりにくいので塩ビパイプを直接接触させて打ち込みます





めちゃくちゃピッタリです

ピッタリ過ぎてやりやすすぎますのでこれはもはや塩ビパイプではなくSRオイルシール打ち込み専用工具です
マニュアルに載っけたほうがいいぐらいです





クリップで止めて




組み立て完成です
後はオイルをいれて完成だ!





フォークオイルは前の残りです

前っていつだろう❔






フォークオイルの残りが一本分しかありません

作業がふんづまりました
手際悪い…





ふんづまったついでにオイルシール付近のパーツが少ないなと感じていたのでパーツリストを見ると





左側が01年から現在まで、右側がウチの85年から00年までのモデル


両方フォークブーツ付きなんですが、
19、40がダストシールってやつです

01~型はオイルシールの上にさらにダストシールがありゴミ等を防いでくれるパーツがついてさらにフォークブーツ付き


ダストシールを追加しようと思ったのです、オイルシールの型番を調べると違っていたため取り付けられない可能性があるのでやめときました


SRは販売年数が長かったので年式によりパーツがいろいろ変わってます
それをどこが変わったのか調べるのがおもしろいですね




んでAmazonで注文していたフォークオイルが到着




残り一本分を注ぎます






W650の時にこしらえた油面調整ツール





SR用に188mmの目盛を追加します






オイルを先にいれたフォークと注いだばかりのフォークでは油面に差があったのでエア抜きとしてしばらく放置します






こんな長いスプリングを縮めてキャップを締めなくてはならないのか!と思ったら




インナーをあげればここまで来ることに気づき一安心


これで組み上げ完了です






フォークを装着しアンダーブラケットを締めます

大事なところなのでトルクレンチを使用しますがウインカーが邪魔してトルクレンチが入りません…
カスタムの弊害だ💦






仮組だったトップボルトを締めます









前から締めて後ろで調整
ハンドルも磨きたい…




アクスルシャフトを締めます




フロントアンダーねじ?も締めます
こちらも前から締めて後ろで調整!

ドラムプレートも磨きたい…








完成です!
これでいよいよ走れるようになりました

次回は車検を受けます