放送大学の「今日のメンタルヘルス」という教材に

 

『社交不安症』

という病気のことが説明されている

 

症状としては

・よく知らない人と雑談したり、食事することが不安

・自己主張できない

・他の人がイライラしていると仕事が手に付かない

・なにか悪いことしたわけじゃないのに嫌われた?って思ってしまふ

 

いま流行りの、繊細すぎる人の

「とある繊細さん」ってやつである。

 

重病になってくると

結婚できなかったり

会社をやめたくなってしまう

 

昔の中国の医学本に「臆病」という病名がある。

いまでこそ、「この臆病者!」は、人を罵ることばだが

臆病は性格ではなく

実は、れっきとした病気であり、治療すれば治る。

 

わたしは臆病だから、誰とも仲良くできないんだわ

とか思っていたら、精神疾患として治療の対象っす(^。^)

軽いものなら、薬でささっと治るが

 

臆病な性格なだけであって、精神疾患なんかじゃない!

そんなこと言われて悲しいとは言うものの

人の意見に耳を貸す素直さはなく、

みんなヒドイ人!と、世の中の人間を一色たんにまとめて

嫌いになって、人付き合いを避けてしまう

ここまでくると、重症なので、

認知行動療法とか、カウンセリングも必要になる。

なかなかやっかいな病気である。

 

臆病は、けっこう罹りやすい病気で

十代後半から、20代前半では一度はかかる。

わたしって臆病だから・・・という思い込みが

6ヶ月以上続いていると病気である。

 

この病気、長く続けているとどうなるか?

 

10代、20代の臆病は、青年期によくあることなので

おとなも周辺も多めに見てくれるし

友達ができる、なんでも話せる人がいる

こういう人がひとりいれば、立ち直ることができる。

ひとは、いろいろ違うし

わたしにはわたしのいいところがあるって開き直りも早い

これができると、生きづらさがぐんとなくなる。

 

これができなくて

フツウの女の子と言うのが恥ずかしいお年頃になると

シャイで、人見知りがあって・・・のは、

臆病者の言い訳でしかなくなる。

シャイで人見知りがあっても、自己主張できれば

それは臆病者ではないので、結婚できるが

大の大人が、言い訳をしているのは

周辺がドン引きしていくので、当然である。

 

本人は、わたしが人を避けていると思いたがっているが

勇気を出して、人付き合いを始めます!となったときに

今度は何をしたらいいのか?足ががりがなかったりする。

 

気がつけば50代、60代

親兄弟以外、知ってる人がいないとか重症になってしまう。

 

わたしの人生なんだったのぉ~!!!

 

って泣き叫びたくなければ

どうしたらいいでしょうか?

 

まずは、一日一善である。

一日1回、他人に親切にしてみる。

それを日記に記録する

 

ありがとう\(^o^)/って言われた

ことを記録してもいい。

 

他人がそばにいない場合は、

頭の中で「あなたはダメね」と言ってくる自分に

ピンクの花をプレゼントしてみる。

ピンクが嫌だと言われたら、黄色い花でもいい。

実物の生きた花を花瓶にいれて捧げてもいいし

頭の中で、渡してもいい。

頭の中の自分は、もっとも身近な他人である。

他人を黙らせてしまうのは難しかったら

他の会話をしたらいいのである。

 

臆病は、一人の時間をたっぷり作り

自分の好きなことに没頭すると治る。

人と付き合いたくない!

と思ったら、

こんな人達と付き合いたくない!と考えるより

ひとり静かに過ごしてしまうことに

集中するのが、正しい臆病者の逃げ方である。